琵琶湖の東岸、織田信長の安土城で有名な安土に「沙沙貴神社」(ささきじんじゃ)が鎮座しています。 参道入口では、平成30年の台風21号で倒れた大樹の根本が残されていました。 表参道を進み、 突き当たりを右に折れると 重厚な…
兵主大社:八雲ニ散ル花 愛瀰詩ノ王篇 08
大和で勢力を強める物部勢は、執拗に大彦軍を攻め続けた。 大彦は三島の地を離れ、琵琶湖東南岸に移住することを決意した。 そこは野洲と呼ばれていた。 彼は大型の銅鐸を作り、友好国に配って銅鐸祭祀を広めていった。 大彦は和国大…
広瀬神社・三島神社:八雲ニ散ル花 愛瀰詩ノ王篇 07
伊豆半島を南下していくと、伊豆国一宮「三嶋大社」と「三嶋溝杭姫」とのつながりを示す神社がありました。 まずは伊豆半島の付け根、国市にある「廣瀬神社」です。 参道は珍しい、下り宮となっています。 下田街道136号線沿いに鎮…
三嶋大社:八雲ニ散ル花 愛瀰詩ノ王篇 06
奈良葛城に大和王国が誕生するその昔、摂津の三島家に「玉櫛姫」または「活玉依姫」と呼ばれる姫がいた。 彼女は東出雲王国の「八重波津身」の元へ嫁ぎ、3人の子を儲けた。 彼女は東出雲の揖屋の地に宮を建ててもらい、幸せに暮らした…
古事記・日本書紀ではもう満足できないあなたへ 〜富王家伝承考察への誘い
約700万年前にアフリカに誕生した人類の祖先は、6万年前アフリカを旅立ち、4・3万年前に日本に到達したと云われています。そこから縄文期・弥生期を経て、今の「日本人」の礎が築かれていくわけですが、その過程で様々な渡来人の移…
るるぶやマップルではもう満足できないあなたへ 〜日出づる国の自然美を訪ねる旅
僕の旅は、日本の美しさを探す旅と言えます。 地球という星はまさに奇跡の惑星です。 世界中を旅すれば、きっとその素晴らしさに酔いしれることでしょう。 しかしながら、僕にはその時間も財もなく、日本を旅するのが精一杯。 でもそ…
ありきたりなパワスポではもう満足できないあなたへ 〜日本信仰の原点「霊山」を訪ねるディープトリップ
日本というのは不思議な国で、こんな小さな列島に、八百万もの神々が住んでいます。神の発祥は自然崇拝にあるとしたなら、それはひとえに、この小さな島国に、大陸並みの自然が凝縮されているということを表しています。日本人はこの大自…
今の世界にはもう満足できないあなたへ 〜カタストロフィに偲ふこの世界の果てに
「まあ気にすんなよ、青年。世界なんてさ、どうせもともと狂ってんだから」 2019年の人気アニメ映画『天気の子』終盤のワンシーンで、「K&Aプランニング」なる会社を営む中年男性「須賀圭介」が主人公の「森嶋帆高」に告げるセリ…
坂田神明宮:斎王〜倭姫命世記を追う 12
垂仁天皇八年、淡海国坂田宮に遷幸し、二年間奉斎 この時、坂田君等は、地口・御田を進った ヤマトタケルが命を落とすことになった伊吹山、そのお膝元、滋賀県米原市にある「千福神社」(せんぷくじんじゃ)を訪ねました。 のどかな村…
田村神社:斎王〜倭姫命世記を追う 11
垂仁天皇4年、ヤマトヒメは近江国の甲賀の日雲宮に遷り、4年間奉斎。 この時、淡海(近江)国造は、地口・御田を進呈した。 滋賀県甲賀市にある史跡「垂水頓宮跡」(たるみとんぐうあと)を訪ねました。 国道1号線沿いにひっそりと…
都美恵神社:斎王〜倭姫命世記を追う 10
活目入彦五十狭茅天皇の癸巳に、伊賀国敢都美恵宮に遷り、二年間奉斎した。 伊賀市柘植町に鎮座する「都美恵神社」(つみえじんじゃ)は、元伊勢「敢都美恵宮」(あえとみえのみや)に比定される神社の一つです。 長閑な集落の中に、伸…
溝咋神社:八雲ニ散ル花 愛瀰詩ノ王篇 番外
大阪府茨木市に鎮座する「溝咋神社」(みぞくいじんじゃ)を訪ねました。 淀川と並走する小川・安威川沿いに鎮座します。 住宅に挟まれるように参道は伸びていますが、とても心地よい空気に満たされていました。 祭神は「玉櫛媛命」 …