矢櫃神社跡:八雲ニ散ル花 35.5

民家の西に高さ三丈横七間計の巌窟あり、里老語て云、むかし神原村に長者あり、此窟を宝蔵とせり、故に岩倉と号す。 ー『雲陽誌』岩倉 『奥出雲”変態”巡礼』の2日目、この日は雨の予報が出ていましたが、シズさんとモモさんが古墳ハ…

金屋子神社:八雲ニ散ル花 番外

古代出雲の製鉄の神は金山彦神であったが、物部式精錬は屋内炉であったので、「金屋子神」と呼ばれた。 伝説では、「むかし鷺(さぎ)が月から、桂(かつら)の枝をくわえて来た。その枝に金屋子神(金山彦ではない)が乗っていた」と。…

大磧神社:八雲ニ散ル花 愛瀰詩ノ王篇 道草

下伊那には絶品グルメがあるというnarisawaさんのすすめで、 長野県下伊那郡大鹿村に鎮座する「大磧神社」(たいせきじんじゃ)まで、はるばる訪ねてきました。 無垢のままの木を使った鳥居と、2本だけの御柱が印象的です。 …

山家神社:八雲ニ散ル花 愛瀰詩ノ王篇 番外

真田氏は出雲忍者を重用したので、その活躍は、出雲忍者の働きによる所が大きかったであろうことは想像に難くない。 出雲忍者は、先祖代々の強い規律と団結心を持っていたので、戦国武将に重用されることが多かった。 真田一族は、その…

泥宮:八雲ニ散ル花 愛瀰詩ノ王篇 01.5

越後国に住んだタテミナカタは、中部地方に新しい国を建設しようと思い立った。 そこで大勢の家来を集め姫川を逆上り、まず上田の下之郷に住んだ。そこで、サイノカミをまつった、と言う。 その地には後に、生島足島神社が建てられた。…

須々岐水神社/八坂神社:八雲ニ散ル花 愛瀰詩ノ王篇 02.5

松本市の里山辺に、八坂神社がある。 その参道を進むと、境内の右側に二本の大木があり、その間から鉢巻を締めたような男石がのぞいている。 …その横に妻神のホト石がひっそりと、寄り添っている。 この夫婦石神は大事にされ、大木に…

諏訪大社 上社『御頭祭』前宮篇:八雲ニ散ル花 番外

そして、その中で、最も注目しなくてはならないのは、「前宮」で行われていた「御頭祭」における「神使」の密殺である。 アイヌ民族における熊祭と似た儀式として、神に選ばれ、神となった童児(男巫)が、祭の最中に殺され、そのことに…

諏訪大社 上社『御頭祭』本宮篇:八雲ニ散ル花 番外

2026年4月15日 僕はnarisawa氏と共に「諏訪大社上社」(すわたいしゃかみしゃ)の『御頭祭』(おんとうさい・おとうさい)に参列してきました。 nari氏はお休みを合わせてくれたばかりか、松本空港までの送迎からn…

古事記・日本書紀ではもう満足できないあなたへ 〜富王家伝承考察への誘い

約700万年前にアフリカに誕生した人類の祖先は、6万年前アフリカを旅立ち、4・3万年前に日本に到達したと云われています。そこから縄文期・弥生期を経て、今の「日本人」の礎が築かれていくわけですが、その過程で様々な渡来人の移…

初瀬路は かしこき道そ 恋ふらくはゆめ 〜『人麿古事記と安万侶書紀』の世界

日頃より『偲フ花』を応援いただき、ありがとうございます。そして私「五条桐彦」の初となる著書『人麿古事記と安万侶書紀』をお買い上げいただいた方、心から感謝申し上げます。この本を書くきっかけとなった、斎木雲州氏との奇跡のよう…

美保神社 沖之御前・地之御前:八雲ニ散ル花 08.7

島根県松江市美保関(みほのせき)に鎮座する「美保神社」(みほじんじゃ)。 その飛地境内である「地之御前」(ちのごぜん)、「沖之御前」(おきのごぜん)は、美保関灯台から望むことはできますが、沖之御前は3.2kmの沖合いにあ…

”おさひめさん”めぐり 後編:八雲ニ散ル花 番外

多根から「佐比賣山」(さひめやま/三瓶山)へ向かう途中、上多根字立石原(かみだねあざたていしはら)という所に、「立石神社」というものがありました。 神社とは言っても、小さな小屋と磐座があるばかりです。 『島根県安濃郡誌』…