スコトン岬・北のカナリアパーク/礼文島

澄海岬(すかいみさき)を出発して、バスはなだらかな丘陵地帯を走ります。 美しい、夏の北海道。 海岸線に出ました。 バスガイドさんによると、この辺りで縄文時代の遺跡が発掘されているのだとか。 調べてみると、礼文島北部で、ち…

澄海岬/礼文島

2日目の朝は、風呂に入る暇もなく、チャチャっと朝食を済ませ、6時にロビー集合。 バスで移動して稚内港から「ハートランドフェリー」にて礼文島に向かいます。 いざ、船出の時よ! ランプウェイに映った人影がおもしろいです。 稚…

小富士・南崎:小笠原帰郷記 4日目

“この世界の果て”と言ってしまえば、それは少し大袈裟かもしれないけど、確かにそこは、僕の世界の中では南の果てだった。 ついにここまで来たのだという思いが込み上げる。 旅とは結局、いくつもの果ての地を探し求める、終わりのな…

南島:小笠原帰郷記 3日目

この世界の果てとは、どんなところだろうか。 氷海が広がる極寒の地か、ジャングルの先の断崖絶壁か。 いやきっと、目が霞むほどに眩しい、白砂が広がるエデンの海辺に違いない。 そんな若き日に焦がれた妄想が、そのままそこにあった…

ドルフィンスイム:小笠原帰郷記 3日目

“小笠原に来てやりたい10のこと”を書いたなら、10人中10人が”泳ぎたい”って書くよね。 この島の目の前には、美しいボニンブルーの海がどこにでもある。 でも小笠原ならさらに、”どう泳ぎたい?”っていう選択肢が増えるんだ…

父島ナイトツアー:小笠原帰郷記 2日目

小笠原に来たなら、夜更かししよう。 満天の星空と不思議な生き物たちの世界へ、一歩だけ踏み込んでみる。 小笠原はヘビやクマ、イノシシもいないから、安心して夜を楽しもう。 小笠原は全てが僕らを歓迎してくれる。 ただし天候に恵…

父島:小笠原帰郷記 2日目

小笠原では、どう過ごすのが正解だろう。 ダイビングやシュノーケリング、セイリングなどのマリンアクティビティは必須だろうし、固有種にあふれた森をトレッキングするのも捨てがたい。 島ならではのグルメも楽しみだし、人との触れ合…

おがさわら丸:小笠原帰郷記 1日目〜

人生の忘れ物を、取りに行こう。 青い空と青い海、緑の島のふるさとへ。 父と母の島へ行こう。 海に浮かぶ1日の中でさえ、大切な時間が僕を待っている。 ある時、社長が言いました。 「五条くん、2週間休んでいいよ」 この夏、僕…

鞍岡・妙見神社:常世ニ降ル花 天之高原篇 09

鞍岡の祇園神社から椎葉村方面へ南下すると、「冠岳」(かむれだけ)と呼ばれる山が見えます。 標高828mの山ですが、近くで見ると、なかなかな迫力。 祇園神社の境内社「古我牟礼神社」(こがむれじんじゃ)の祭神である「冠八面大…

うのこの滝:常世ニ降ル花 天之高原篇 06

五ヶ瀬町にある「うのこの滝」も、重要な場所であったと佐織さんは言います。 うのこの滝へ行くには、「五ヶ瀬の里キャンプ村」の向かいから細い道に入っていきます。 駐車場からは5分ほど、ぐいぐいと下に降りる遊歩道。 傾斜はそこ…

桑野内:常世ニ降ル花 天之高原篇 序

「高千穂の雲海は秋ですが、桑野内は夏なんです」 『雲の上に住んでいた』と話す彼女の言葉に「このコ、ちょっと天然はいっているよな」と僕は思っていたけれど、 なんだ本当にそうだったんだ。 …そこに高天原は、在った。 2025…

乙和池

その昔、佐渡の村に”おとわ”ちゅう美しい乙女がいたっちゃ。 ある時、山菜採るために、おとわはいつものように山に入っていったっちゃ。 だどもその日に限って山菜が見つからね。そんでおとわは、今まで入ったことのねえ、山の深いと…