佐世の森:伝・八岐大蛇(5)

「古老の伝えに云へらく、須佐之男命、佐世の木の葉を頭さして踊躍(おど)りたまふ時に、させさる佐世の木の葉地に堕ちき。故、佐世といふ。」 – 出雲国風土記 – 【佐世の森】 ついにヤマタノオロチを退…

八本杉:伝・八岐大蛇(4)

スサノオはおもむろに腰の剣を抜き、酔って寝てしまったヤマタノオロチの首を、次々斬り落としました。 そのつるぎは十握剣(とつかのつるぎ)、または「天羽々斬」(あめのはばきり)と呼ばれた神剣です。 スサノオは首に続いてオロチ…

印瀬の壺神:伝・八岐大蛇(3)

「その化け物は一つの体に八つの頭と八つの尾をもち、目はホオズキのように真っ赤。しかも体中にヒノキやスギが生え、カヅラは生い茂り、八つの谷と八つの丘にまたがるほどでかく、腹のあたりはいつも血だらけなのぢゃ。」 「じーさん、…

天が淵:伝・八岐大蛇(2)

高天原の姉アマテラスの元を訪れたスサノオは、最初こそ大人しくしていたものの、次第にやんちゃぶりを発揮し、大迷惑騒動を起こします。 アマテラスの神殿にうんこ撒き散らしたり、アマテラスの畑の溝を埋めてみたり、etc.etc……

鳥髪山:伝・八岐大蛇(1)

出雲の中心をゆったりと流れる斐伊川。 その川を上流へ遡っていくと、出雲神話の八岐大蛇(ヤマタノオロチ)伝説にゆかりのある神社などが多数鎮座しています。 その聖地を訪ね歩いて、スサノオとヤマタノオロチの物語を追います。 【…

立石神社

「神名樋山。郡家の東北六里一百六十歩、高さ一百二十丈五尺、周り二十一里一百八十歩あり。 蒐(いただき)の西に石神あり。 高さ一丈、周り一丈、径の側に小石神百余許あり。 古老の伝へに云へらく、阿遅須枳高日子命の后、天御梶日…

女夫岩遺跡

宍道町、高速道路の宍道トンネルの上に鎮座する、「女夫岩」を訪ねてみました。 高速道路に車を駐めて山をよじ登るわけにもいかないので、ぐるり迂回し、JA島根中央家畜市場の前の道から入っていきます。 細い車道になんとか車を駐め…

石宮神社

「所造天下大神命(あめのしたつくらししおほかみのみこと)が狩をされたとき、追いかけられた猪の形がこの郷の南の山に2つある。 また、その猪を追いかけた犬の形もある。 その形はどれも石になっていて、猪と犬とは見分けがつかない…

八雲のスダジイ

松江市八雲町の「志多備神社」(したびじんじゃ)を訪れました。 のどかな田園の先にある神社です。 参道は、田んぼの中をまっすぐ伸びているかと思いきや、階段のところで曲がっています。 今回、当社を訪れたのは、「八雲のスダジイ…

能義神社

出雲四大神の一柱を祀る「能義神社」を訪れました。 出雲四大神を祀る、と言いつつ、寂れた感のある神社です。 参道横にあった稲荷社も、放置気味です。 出雲四大神とは、どのような神様なのか、それは『出雲風土記』(733年)に次…

六所神社・眞名井神社

「全国の神々はまず六所神社へお集まりになる」 島根県松江市の意宇川(おうがわ)下流沿いにある、「六所神社」を訪ねてみました。 そこは「出雲国意宇六社」(いずもこくおうろくしゃ)の一つに当たる、往古には重要な聖地だったと云…

神原神社:八雲ニ散ル花 60

「神原神社」(かんばらじんじゃ)は島根県雲南市加茂町にある神社で、元は武内大田根の古墳の上にあったと云います。 昭和47年、赤川の堤防修繕のために神原神社を調査すると、竪穴式石室をもつ4世紀中頃の1辺約30mの方墳が見つ…