阿波国に豊玉毘賣神社があるというので行ってみました。 近くに「錦竜水」(きんりゅうすい)という湧き水がありました。 古より愛された名水とのことです。 さて、豊玉毘賣神社を参拝するには、徳島市眉山町に鎮座の「春日神社」を訪…
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金長神社・金長大明神:たぬカタリ case of 金長
むか~し、むかしのぽんぽこぽん。 あわの国の小松島の、日開野(ひがいの)に、大和屋ちゅう染め物があったんや。 大和屋の茂右衛門(もえもん)が町の外れを歩きよると、大きな木の周りに人だかりができとるやないか。 「なにごとじ…
山崎忌部神社:八雲ニ散ル花 忌部番外篇 11
徳島県吉野川市山川町忌部山に鎮座の「山﨑忌部神社」(正式名称は忌部神社)は、明治以前は「天日鷲神社」と称せられていましたが、忌部本社に名乗りを上げた神社のひとつです。 『延喜式神名帳』の「忌部神社」の注記に「或号麻殖神。…
種穂忌部神社:八雲ニ散ル花 忌部番外篇 10
罪の償いのため財を没収させられ、髭と手足の爪を切られたスサノヲは、かようにして高天原から逐(お)われて下界へ降った。 そこでスサノヲは、食物を大氣津比賣(おほげつひめ)の神に求めた。大氣津比賣は鼻や口また尻から、種種(く…
忌部奥社 御所神社:八雲ニ散ル花 忌部番外篇 09
天照大神が天岩戸に入られたとき、岩戸の前で神々の踊りが始まり、ある神が弦楽器を奏でると、弦の先に鷲が止まった。 多くの神々が「これは世の中を明るくする吉祥を表す鳥だ」といって喜び、この神の名として鷲の字を加えて、天日鷲命…