和歌山市禰宜村に聳える「高積山」(たかつみやま/237m)。 写真では見切れていますが、左側のピークが高積山となります。 Wikipedia(運動会プロテインパワー )からお借りしました。 紀ノ川側からだと、きれいな三角…
カテゴリー: 常世ニ降ル花
都麻都姫神社/都麻津姫神社:常世ニ降ル花 抓津夏月篇 11
島根・隠岐島で急浮上したツマツヒメの存在感。 彼女の聖地を求めて、和歌山にやってきました。 延長5年(927年)に成立した『延喜式』神名帳に記載される「都麻都比売神社」の論社が、和歌山市内には三社あるとのことです。 そこ…
大土御祖神社:常世ニ降ル花 神門如月篇 25
五十鈴川駅から程近い、三重県伊勢市楠部町にやって来ました。 すぐそばを五十鈴川が流れ、神社の前には堀が設けられています。 社名を見てみれば、あれ? 「櫲樟尾神社」(くすおじんじゃ)とあります。 実はここは、僕が来訪した目…
伊甚神社:常世ニ降ル花 神門如月篇 24
松江市宍道町伊志見、田園の先にある「伊甚神社」(いじみじんじゃ)を訪ねました。 『出雲風土記』にある「伊自美社」(いじみのやしろ)に比定され、かつては「三社大明神」と言われていました。 社記によれば、往昔に伊志見國造の祀…
宇留布神社:常世ニ降ル花 越智弦月篇 番外
松江市八雲町平原に鎮座の「宇留布神社」(うるふじんじゃ)を訪ねました。 『出雲国風土記』に記載の「宇流社」、式内社の「宇留布神社」に比定される社で、宇留布山(室山)の中腹にあった三島神社を、明治期に宇留布神社と改称し、国…
井光神社:常世ニ降ル花 井氷鹿皓月篇 05
奈良県吉野郡川上村、奥吉野とも呼べる山道を辿って、「井光」(いかり)の里を目指します。 そこに鎮座するのが「井光神社」(いかりじんじゃ)です。 思った以上に、山。 「奈良で美味しい飯は知っとるか」 「三輪そうめんと柿の葉…
久米田寺(久米氏考):常世ニ降ル花 神門如月篇 番外
大阪府岸和田市に高野山真言宗の寺院「久米田寺」(くめだでら)があります。 当寺は、行基が開削指導したため池のひとつである「久米田池」を維持管理するため、天平10年(738年)に行基によって創建されたと伝えられます。 南北…
山直神社:常世ニ降ル花 神門如月篇 23
大阪府岸和田市に鎮座する「山直神社」(やまだいじんじゃ)を訪ねました。 同じく岸和田市に鎮座の淡路神社から、南に5kmほどのところに位置します。 小高く上った先に広がる境内。 拝殿は割拝殿となっています。 割拝殿は横長の…
おな神の森:常世ニ降ル花 土雲歌譚篇 番外
熊野にやって来たら、一度は歩いてみたい熊野古道。 でも、調べれば調べるほど、熊野古道を歩くのは大変そうだと感じるものです。 プチ熊野古道ウォークをあなたが楽しみたいのであれば、僕は「高野坂」(こやのざか)をお勧めします。…
矢倉神社/神戸神社:常世ニ降ル花 土雲歌譚篇 番外
ん、 なん じゃ、 こりゃ~っ!! これは和歌山県東牟婁郡串本町にある奇岩群「橋杭岩」(はしぐいいわ)だそうで、大小約40の岩が、北北西から南南東方向におよそ850mもの長きにわたって一列に連続してそそり立っているんだそ…
丹敷戸畔の墓:常世ニ降ル花 土雲歌譚篇 番外
“花の時に花を以って祭る また 鼓吹幡旗(つづみ・ふえ・はた)を用いて歌い舞いて祭る” イザナミの御陵「花の窟神社」(はなのいわやじんじゃ)は、僕の大好きな神社のひとつです。 今回初めて気がつきましたが、「竜宮塔」なんて…
補陀洛山寺:常世ニ降ル花 土雲歌譚篇 番外
享録4年(1531年)11月、観世音菩薩の結縁日を迎え、私は堂内本尊の前で跪き、額を床に深々と付けた。 野では霜が降りる日もあり、この日も板張りの床は冷たかった。 本堂を出て、境内の傍に湧き出る水を一口含み、続いて三所権…