高積神社:常世ニ降ル花 抓津夏月篇 12

和歌山市禰宜村に聳える「高積山」(たかつみやま/237m)。 写真では見切れていますが、左側のピークが高積山となります。 Wikipedia(運動会プロテインパワー )からお借りしました。 紀ノ川側からだと、きれいな三角…

大土御祖神社:常世ニ降ル花 神門如月篇 25

五十鈴川駅から程近い、三重県伊勢市楠部町にやって来ました。 すぐそばを五十鈴川が流れ、神社の前には堀が設けられています。 社名を見てみれば、あれ? 「櫲樟尾神社」(くすおじんじゃ)とあります。 実はここは、僕が来訪した目…

伊甚神社:常世ニ降ル花 神門如月篇 24

松江市宍道町伊志見、田園の先にある「伊甚神社」(いじみじんじゃ)を訪ねました。 『出雲風土記』にある「伊自美社」(いじみのやしろ)に比定され、かつては「三社大明神」と言われていました。 社記によれば、往昔に伊志見國造の祀…

宇留布神社:常世ニ降ル花 越智弦月篇 番外

松江市八雲町平原に鎮座の「宇留布神社」(うるふじんじゃ)を訪ねました。 『出雲国風土記』に記載の「宇流社」、式内社の「宇留布神社」に比定される社で、宇留布山(室山)の中腹にあった三島神社を、明治期に宇留布神社と改称し、国…

井光神社:常世ニ降ル花 井氷鹿皓月篇 05

奈良県吉野郡川上村、奥吉野とも呼べる山道を辿って、「井光」(いかり)の里を目指します。 そこに鎮座するのが「井光神社」(いかりじんじゃ)です。 思った以上に、山。 「奈良で美味しい飯は知っとるか」 「三輪そうめんと柿の葉…

山直神社:常世ニ降ル花 神門如月篇 23

大阪府岸和田市に鎮座する「山直神社」(やまだいじんじゃ)を訪ねました。 同じく岸和田市に鎮座の淡路神社から、南に5kmほどのところに位置します。 小高く上った先に広がる境内。 拝殿は割拝殿となっています。 割拝殿は横長の…

おな神の森:常世ニ降ル花 土雲歌譚篇 番外

熊野にやって来たら、一度は歩いてみたい熊野古道。 でも、調べれば調べるほど、熊野古道を歩くのは大変そうだと感じるものです。 プチ熊野古道ウォークをあなたが楽しみたいのであれば、僕は「高野坂」(こやのざか)をお勧めします。…

丹敷戸畔の墓:常世ニ降ル花 土雲歌譚篇 番外

“花の時に花を以って祭る また 鼓吹幡旗(つづみ・ふえ・はた)を用いて歌い舞いて祭る” イザナミの御陵「花の窟神社」(はなのいわやじんじゃ)は、僕の大好きな神社のひとつです。 今回初めて気がつきましたが、「竜宮塔」なんて…

補陀洛山寺:常世ニ降ル花 土雲歌譚篇 番外

享録4年(1531年)11月、観世音菩薩の結縁日を迎え、私は堂内本尊の前で跪き、額を床に深々と付けた。 野では霜が降りる日もあり、この日も板張りの床は冷たかった。 本堂を出て、境内の傍に湧き出る水を一口含み、続いて三所権…