奈伎良比賣神社:常世ニ降ル花 由良朗月篇 05

日の出とともにチャリを漕ぎ出し、最初にたどり着いた場所が、海士町大字豊田の「奈伎良比賣神社」(なぎらひめじんじゃ)でした。 鬱蒼とした中にも、穏やかさを感じさせる神社です。 延喜式の式内社で、祭神の「奈伎良比賣命」(なぎ…

宇受賀命神社:常世ニ降ル花 由良朗月篇 04

島根県隠岐島の中ノ島、田園広がる宇受賀に鎮座する古社があります。 「宇受賀命神社」(うづかみことじんじゃ)です。 大正の頃の社蔵記録によると、かつては現在地から北方150間(およそ270m)隔たった、海面から36、7尺程…

渡津神社:常世ニ降ル花 由良朗月篇 03

正月二十六日。 まことであろうか、海賊が追ってきているというので、夜中ごろより船を出して漕いで来た。 船路の途中、神へ手向けをする場所があった。 そこで船頭にぬさを奉納させたところ、ぬさが風で東へ散ったのを見て、船頭は「…

天佐志比古命神社:常世ニ降ル花 由良朗月篇 02

隠岐郡知夫村の海に面した一角に鎮座する「天佐志比古命神社」(あまさしひこのみことじんじゃ)を訪ねました。 扁額に「一宮神社」とあるのも気になりますが、参道に設けられた滑り台も気になります。これはもしや。。 参道入口の横に…

姫宮神社:常世ニ降ル花 由良朗月篇 01

隠岐諸島の知夫里島北部、「古海」(うるみ)と呼ばれる小さな漁村にやって来ました。 そこの小さく突き出た岬の上に、「姫宮神社」(ひめみやじんじゃ)が鎮座しています。 こちらの鳥居は、奥の参道が消滅しかけており、謎の鳥居と化…

太祝詞神社〜神功皇后紀 外伝

都々智神社からの戻り道、田んぼの中の大きな岩の上に、小さな社を見つけてほっこりしました。 田植えの邪魔だろうに、でも大地に鎮座する岩神様を大切に祀っているのでしょうね。 さて、ブィ~ンと車を走らせていたら、太祝詞神社とい…

猿投神社:八雲ニ散ル花 番外

大彦の息子は、富家のコトシロヌシの妃・ヌナカワ(沼川)姫にちなみ、ヌナカワワケ(沼河別)を名乗った。 「別」とは大王の子孫で、領主に任命された人の称号である。 ヌナカワワケは、全権将軍を意味する「武」(たける)の称号をつ…

砥鹿神社(奥宮):八雲ニ散ル花 荒覇吐篇 08

「共に生きよう。会いにいくよ、ヤックルに乗って」 ということで、やって来ました。 本宮山 砥鹿神社 奥宮へ。 本宮山山頂付近の駐車場に車を止めると、赤い鳥居が目につきました。 そこは奥宮とは別の、奥の院だといいます。 奥…

天津岩戸別神社:常世ニ降ル花 御津羽青月篇 18

奈良の高市郡高取町、その住宅街にぽつんとある「天津石門別神社」(あまついわとわけじんじゃ)に来ました。 境内入口の鳥居の横に案内板があります。 祭神は「天手力男命」(あめのたじからおのみこと)で、越智氏居館跡の西に鎮座と…

若狭姫神社:常世ニ降ル花 和奈佐薄月篇 07

和奈佐を追って、再び若狭へやって来ました。 福井県小浜市遠敷、久しぶりの「若狭姫神社」(わかさひめじんじゃ)です。 前回の訪問が平成29年でしたから、かれこれもう7年経ちます。そんなに経ったのかー。 若狭姫神社は現在、若…