
早良区の石釜、坊主谷の奥に、人知れずすごい場所があります。

参道とありますが、これはむしろ山道と言うべきです。

まずは気持ちの良い竹林が出迎えてくれます。

しかしすぐに本格的な山道になっていきます。

澤沿いに石を踏み、登ること20分。

切り立った大きな岩場に行き着きます。

そこの岩を良く見ると、梵字や

仏様が彫ってあります。

高さ5、6メートルの屏風岩(びょうぶいわ)です。

僕には良く分かりませんでしたが「南無十六大阿羅漢」の8文字が彫ってあるそうです。

作者、年代は不詳。
寛政の頃、野焼きの火が延焼し村人が初めてこれを発見したそうです。

僕は数回、ここに訪れましたが、未だひとりの人とも会ったことがありません。
そしてここに辿り着く頃は、なんだか頭が少し痛いような重いような感じになります。

すぐ近くには地元で有名な「坊主ヶ滝」があります。
疲れも気持ちも、ここですっと流して帰るのが良いようです。
