
対馬の一角には美女しか生まれない村があると云います。
厳原町豆酘(つつ)に、「美女塚」という石碑が建てられていました。

対馬の旅で、車窓から珍しい鳥を見かけました。

バードウォッチャー垂涎の鳥だといいますが、名前がわかりません。

『昔、豆酘に鶴王という美しい娘が住んでいました。
ある時、その娘の噂が大王の元へと届き、鶴王は采女として都へ召喚されることになりました。
しかし賢く親孝行な彼女は、年老いた母を残していく悲しみに耐えられず、都へ上る日、この場所で自らの命を絶ちました。
「美しく生まれたために、私たち母娘二人は哀しみにあうのなら、これからは、この里に美女が生まれませんように・・・」
このような言葉を残して世を去ったと云います。』

これは実話のようでして、実際にこの「鶴王」の血族の子孫が今も豆酘にいらっしゃるそうです。
そして、やはり、美人だといい伝えられています。