
日本の原風景のひとつ、「棚田」。
福岡にも美しい棚田の風景があります。

僕が訪れたのは2ヶ所。
ひとつは浮羽の「つづら棚田」。

平地が少ない島国の日本だからこそ、
知恵と工夫、そして努力の末に生まれた棚田。

それは四季折々で美しい光景を僕たちに見せてくれます。

特に秋の頃には彼岸花が畦を赤く縁取ります。



八女は「星野の棚田」に訪れました。

黄金色に実った稲穂と彼岸花の紅が妖艶な景色を作り出します。

真っ赤な血を散りばめたような景色。

夏が過ぎて冬が来る前、

虚ろな夢をみているようでした。

薄花弁 散り咲き揺れる 陽だまりの 傾く影に 偲ふこころは - chi.