十和田湖から八甲田に向う途中、美しい湖沼が幾つかあるというので行ってみました。
そのひとつ、「蔦の七沼」(つたのななぬま)。
ノスタルジックな風貌の由緒ある温泉、「蔦温泉」から遊歩道を進みます。
そのあたりは十和田樹海と呼ばれるブナの原生林で囲まれていて、自然の息吹を感じます。
「鳶七沼」は「蔦沼」「鏡沼」「月沼」「ひょうたん沼」「菅沼」「赤沼」の七つの沼の総称です。
それぞれ個性豊かな湖沼がそろっているそうですが、今回はその中の最も有名な「蔦沼」を訪れます。
見えてきました。
「蔦沼」です。
静かで美しい沼です。
水の透明度が高く、風もありません。
なのでまるで鏡に反射したように、湖面にくっきり、森と空が映ります。
しかし実は、鳶沼の最高のシチュエーションは森が紅葉した頃。
この森と湖面が真っ赤に染まるのを、想像してみてください。
紅葉にはちょっと早すぎましたが、それでも十分に美しい鳶沼は、一見の価値がありました。