佐賀の太良町に海中に浮かぶ鳥居があるというので行ってみました。
太良町といえば「牡蠣」と「竹崎がに」を食べに、何度か訪れています。
そんなのあったかな?と行ってみると、確かに、長崎寄りの太良町も外れの方の港にありました。
しかしなんだろう、コレジャナイ感。
海中鳥居と言えば、「厳島神社」や琵琶湖の「白髭神社」とまではいかなくとも、
対馬の「綿津見神社」くらいは期待していました。
よそ様の写真もかっこいいものがちらほらありましたので。
しかし実際見てみると、かなりこぢんまりしています。
とは言え、有明海という稀な海がその鳥居を神格化していなくもなくもないかもかも。
伝承によると、約300年前、悪代官が住民に酒を飲まされて沖ノ島に置き去りにされたそうです。
満ち潮になり島が沈み始め、代官は慌てます。
一心に竜神様に助けを求めると「大魚」(ナミノウオ)が現れて、代官を助けてくれたそうです。
お礼に大魚神社と海中鳥居を建てたのがこれ。
3基の鳥居の先には沖ノ島があり、30年毎に鳥居を建立する習わしが今も伝えられているということです。
この伝承には引っかかるものがあります。
住民は代官を殺す気満々でしょう。
それほど悪い代官だったのでしょうか。
とすると代官を助けた竜神もそうとうです。
「まあ殺すこともないやん」って感じだったのでしょうか。
でもこのあと代官、住民を血祭りに上げるでしょ。
沖ノ島ってどれだろう。
まあ伝承は伝承として、
干潟を歩くというのも乙なものです。
潮が満ちると、また違う雰囲気の鳥居の写真が撮れますね。
朝日や月をバックに撮ると良いかも。
なので撮り方によってはかなり楽しめる素材です。
はるばる行って、実物見てがっかりしないようにしてください。
牡蠣と竹崎がにが待っていますから。