そうだ、「剗海神社」(せのうみじんじゃ)に行こう♪
剗海神社はどこにあるのかというと、みてください、樹海の中になんかありますよね。
精進湖の辺りと、
西湖の南にある、謎の集落。
その西湖南の集落から、さらに青木ヶ原樹海に向かう場所に、先ほどの鳥居が立っています。
鳥居の下には、結界ともいうべき石が置かれていました。
ここから先に進んで良いのは、先に進む覚悟のある奴だけだ。
そして樹海の奥深くに誘うように、かろうじて道と言えるものが続いているのです。
先ほどの、樹海にある集落とは何なのか。
それは樹海に迷い込んだ、人ならざるものが棲まう集落なのか。
映画にもなった『樹海村』が、本当に存在していたのか。
これはもともと、昭和41年(1966年)9月25日に発生した台風26号によって壊滅的被災した、西湖のそばの「根場」(ねんば)の人たちが移住した集落なのだそうです。
民宿も複数あり、樹海ライフを満喫できるのだと、通好みの人たちに人気だとか、どうとか。
それにしても、僕は今、樹海の中を延々と歩き続けています。目的地まで、その距離なんと800m。
樹海の奥地へと続くこの道は、剗海神社の参道なのでしょうが、とすると当社の鎮守の杜は青木ヶ原樹海ということになるのでしょうね。壮大だ。
「龍宮洞穴入口」という、小さな案内板がありました。
実はここにショートカットできる、車道があります。樹海を心ゆくまで堪能したい方は、参道を歩まれることをお勧めしますが、時間がない方はここまで車で来るというテもあります。
樹海の氣が、より濃密になってきました。
道のような場所を見失わないよう、歩き進めます。
樹海は意外と道があったりして入って行けるのですが、道を外れて入り込んでしまうと、ガチで危険です。
我が名はキリヒコ!
美容師になればモテると聞いたが、朝から晩まで働き、休みは月曜日で誰とも合わない!
気がつけばオッサンになっていたが、今からでも合コンに間に合うか?
「マニアワヌ」
絶望的な声とともに、何やら不穏な看板が出てきました。
ロープの先に小さな洞穴があり、
その先に、
大地が大きく口を開いたような、巨大な洞穴がありました。
常世に吸い込むように、背筋を泡立たせる霊気を放ちながら、その闇が佇んでいます。
これが龍宮洞穴で、洞穴の入り口に鎮座する社が、剗海神社です。
祭神は「豊玉姫」。
古くは修験の霊所で、龍神が棲んでいると言われていた場所。
その昔、干ばつで苦しんだ村民らが、ここの水を使って雨乞いを行なったともいいます。
そもそも「剗の海」(せのうみ)とは何なのか。
剗の海は、9世紀半ばまであった、精進湖と本栖湖を一つとした、日本の富士山北麓の湖のことです。この場合の海とは「水海」(みずうみ・湖)を意味します。
またさらに古く、紀元前3000年以前には、西湖までも含むもっと巨大な湖であったとされ、現在はそれを「古剗の海」(こせのうみ)と便宜上呼びます。
貞観6年(864年)に起こった富士山の大噴火(貞観大噴火)は、おびただしい量の溶岩流を富士山北部にもたらしました。
これによって剗の海の大部分が埋まってしまい、一部残ったものが西湖と精進湖となりました。
このときの様子は、延喜元年(901年)に成立した『日本三代実録』に次のように記されています。
「貞観6年7月17日辛丑、甲斐国(の国司)が報じるところ、駿河国の大山・富士が突如として火を噴き、山じゅうを焼き砕き、草木は焦がれ死んだ。土石は溶け流れて、八代郡にある本栖海(本栖湖)と剗の海を埋めてしまった。湖水はお湯のように熱くなり、魚や亀の類はみな死んだ。人々の家屋は湖と共に埋まり、残った家にも人影は無く、そのような例は数え上げることもできない。2つの湖の東には河口海(河口湖)という湖があるが、火はこの方角へも向かっている。本栖海や剗の海が焼け埋まる前には、大地が大きく揺れ、雷と大雨があって、雲霧が立ちこめて暗闇に包まれ、山野の区別もつかなくなった。それらが起こった後にこのような災異が訪れたのだ」
龍宮洞穴は崩落の危険が高く、洞穴内への進入は禁止されています。
しかしその入口までは、降りて行けます。
ただもう、何というか、怖さしかありません。
畏れ多い、その一言です。
この感覚について、的確な説明をしてくださっている動画を見つけました。
かの「オタクのカリスマ」で「おたくの教祖」、「オタキング岡田斗司夫」(おかだとしお)氏の動画です。
彼のアニメ解説、特に宮崎駿のそれが面白くて、暇な時はよく見ています。
その『もののけ姫』、『となりのトトロ』の解説動画で、「宮崎駿の考える神とは」という解説の部分が、僕の考える神を、とても簡潔に解説してくださっています。
こちらはもう少し、長いバージョン。
さすがは宮崎駿監督、さすハヤです。
そしてさすオタ、岡田斗司夫氏。見事な言語化。
日本の古代神を語るなら、それは確かに「見てはならないもの」なのだろうと思います。
日本にはこの、自然神である古代神と、我々の古い先祖の御魂を祀った先祖神があります。
巷に溢れる霊能者、という人たちを僕は否定はしませんが、それはせいぜい後者の残留意識を感じ取っているに過ぎないのではないか、と思います。
僕の知る限り、本物の霊能者という人は、そのことをほとんど口にしません。
激しいエネルギーによって生まれた溶岩原の上に、また果てしなく覆い被さる命の積み重ねで生まれた青木ヶ原樹海も、生と死の狭間。
狂い猛る命の渦は僕を酔わせ、現世と常世の境界を曖昧にする。
たまに迷い込み、傍に侍らせてもらえただけの幸運である。
それはあまりに美し過ぎて、だからこそ、そのような場所に長居するものではない。
本物の神を知るのなら、その場所から無事に帰ってきたいのなら、冗談でも気のせいでも、「私は神を見た」などと口にするべきではない。
僕はそう思うのです。
阿蘇山で、こちらのような場所はないでしょうか?
ご存知であればお教えください。
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池尾様、
剗海神社ほどの場所は、なかなかそうないものです。
インスタ映えですっかり有名になりましたが、上色見熊野神社はいかがでしょうか。朝霧や小雨の独特の雰囲気も良いですが、奥にある「鬼八」が蹴破ったという「穿戸岩」が、私が訪れた時は黄金に輝いていました。
また、そこから40km、車で1時間程のところにある穴森神社は、剗海神社に近いといえば、近い感じかもしれません。
しかし、阿蘇でまことに押さえておかなければならない聖地といえば、国造神社でしょうか。
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先程、剗海神社に行ってきました。
足がすくみ、膝がガクガクしたのは、初めて師匠に滝に連れて行かれたとき、槍ヶ岳で遭難しかけて腰が抜けたとき以来の30年ぶりでした。
私が知っている行場では、ダントツでNo1です。
一応、底までは降りてみたのですが、長居はしたくない場所ですね。
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行かれましたか!
背中が泡立つような、独特の気配がありますよね。
日本には、まだまだこのような場所があるのだと、感心いたします。
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横から失礼します。
先祖霊:そんなくだらない事に対してお伺いを立ててる暇あったら、勉強したり仕事したりしてろ。アホかいな
退職&還暦後の私の場合
初期設定(子孫(愚息)を残す、還暦まで生きる)はクリアした。
ボーナスステージ突入じゃ。特別ボーナス(超ありがた迷惑な親心)でハンデも追加しといたぞ、クリアできたらポイント2倍じゃ。
そのステージにチャレンジできるお前が羨ましいぞ。お前ならできるはず?、駄目でも多少早く死ぬだけじゃ。
その先のステージも楽しみにしておれ。
孫の顔を見たいなら、古代神(精霊、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)?の手足となり無様に生き延び、人間界ではなく自然界の役に立て。
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hirobanさん、私とnekoさんの言葉遊びにおつきあいいただき、ありがとうございます😊
ボーナスステージ、羨ましいです。
私の次作は、「命」を裏のテーマとして設定してあります。
生は、“どれだけ長く生きるか”よりも、“いかに生きたか”が大切です。世の中には、理不尽な死もあれば、親より先に逝く死もあります。しかしたとえ明日、その日がやってくるのだとしても、その瞬間まで生きて命を紡ぐだけの価値があるのだと、この世の美しい景色は語りかけているように、私は思います。
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ご無沙汰しています。
なかなかの場所ですね。
正に、木(樹海)、火(火山)、土、金(鉱物)、水の神(精霊)の住まう場所。
近いうちに訪れたいと思います。
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より神氣を感じたいなら、雨上がりか、少し曇っているくらいが良いかもしれません。もちろん怖さも倍増だと思いますが。
どうぞご安全に。
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🐥…人格を持たない自然神である古代神。それと比較して確固たる経歴を持つ人格神である御魂である先祖霊。現代あるいは過去の霊能者がどんな能力を持っているかは知らないが、霊的な残滓を感じ取っているだけ、というなら、寧ろ古代の自然神の微弱な霊的な何かを感じとる事の方が容易だろう。だって神に人格が無いから、霊能者とかが無遠慮にお伺いしてもくどくど文句とか言われなさそう🐣(先祖霊:そんなくだらない事に対してお伺いを立ててる暇あったら、勉強したり仕事したりしてろ。アホかいな🐤)
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まあ自然神から何かしらの氣を感じ取っているというのなら、僕もそうでしょうが、それを具体的な意思を持って何かを語りかけているとか言い出すなら、壮大な勘違いでしょうというのが、僕のあくまで個人的な見解です。
彼らはただそこに、在るだけです。
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🐥それは自然神と通信する意味が全く無いと言っているのですかね🐤確かにそうですわな🐣
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意味がないわけではありませんが、意味を求めるのは無意味だという、禅問答のような回答をしておきます😄
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🐥禅問答…答えたくないんですね。分かります🐣
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