「神津島は、『天気の子』の聖地らしいですよー。探して行ってみてくださーい ^_-☆」
そういえば、天女さんのそんな”お告げ”はもう一コあって、僕にはミッションが残されていたのでした。
ここは帆高キュンが、夕日を追いかけてチャリンコで駆け上る坂道なのだそうです。
この辺のクネったところも、セクシー。
錆びと夕日と潮風と。青春の甘酸っぱさを、いっときの間、感じていたのでした。
『天気の子』(てんきのこ)は、言わずと知れた、新海誠監督の2019年のアニメーション映画。
神津島は、主人公の「森嶋 帆高」(もりしま ほだか)キュンの出身地なのでした。
彼の通う高校。
たしか僕にも、そんなお純な時期があったはず。
だめだ、高校のグラウンドはもう、俺には眩しすぎる。。
今はすっかりとやさぐれたおっさんが、カメラ持ってウロウロしていい場所ではないな。
新海誠監督の映画の中で、『天気の子』は、僕の好きな映画のひとつです。
それは、首チョーカーっ娘が僕の性癖に突き刺さっているからではなく、そうではなく、「世界なんて元々狂ってる」という世界観が好きなんだと思っています。たぶん。
「ちゃんひな(陽菜)」、可愛いよね。
ただ僕が思う狂っている世界というのは、人の世界に限ったことであり、それ以外の世界はとても美しく正常です。
人がわちゃわちゃやったところで、世界は狂ったりはしない。僕らは狂った人たちに、世界は狂っていると思わせられているだけ。
このちいさな島国を旅していても、それは実感するものです。想像してみたら簡単なこと。
仮に今この時、地球上から人類を全て消し去ったとしたら、全く問題のない地球の姿があるだけなのですから。
キュンくんがJKから告られていた東屋がありました。
僕はちゃんひなが好きなわけで、別にキュン地巡礼はしなくても良いのだけど、
せっかくだから、少しここで休んでいこう。
狂気は目と耳から、やってくる。
だからたまには、TVもラジオも、PCもスマホもスイッチ切って、狂っていない方の世界にひたる時間が必要なのです。
東京銀座の「広朝日ビル」屋上に、『天気の子』の”ちゃんひな神社”があるというので、帰りに寄ってみました。
ビルの1Fにあるのは、拝殿だとのこと。
そしてエレベーターで8Fへ。
非常口から外に出ます。
おお、天気の子っぽい。
屋上に出ると、
ああ、ありました。
「ねぇ、今から晴れるよ」by ちゃん陽菜
いや、めっちゃ晴れとるがな。
朝日稲荷神社は、東京赤坂の日枝神社の兼務社。
古来より当地に鎮座し、守護神として厚く奉斎され、遠近の崇敬を集めていましたが、安政の大地震により社殿が倒壊し、以来、社地は荒廃して見るかげもなかったとのことです。
大正6年、銀座を襲った大海嘯(潮津波)によって、三十間堀より霊体が顕れ当地に奉安。その後、関東大震災により遷座を余儀なくされました。
その神社も、戦災によって社殿はことごとく烏有に帰すことに。 戦後社殿を再建し、晴れて昭和28年宗教法人朝日稲荷神社となりました。
昭和58年、ビル改築にともない、1・2階を吹抜け拝殿とし、本殿を屋上に安置。パイプによって天地がつながる、今の社殿になったそうです。
帰り際には、8Fにある社務所で、御朱印をいただきました。
お守り付きで、お得だね ^_-☆
2泊3日まるっと快晴・神津島の最後に、素敵な神社を参拝。天気の娘・ちゃんひなのご利益をいただいた旅なのでした。