あけましておめでとうございます。
と、ご挨拶して良いものか。なぜ、元日からそのような事になっているのか。
初詣の参拝者も多かったのではないでしょうか。
被災された方々の1日も早いご安寧を、心よりお祈り申し上げます。
今年も元日に、太宰府天満宮を訪れました。
が、神社が何が何やらわからない状況になっています。
実は、来る令和9年(2027年)は、道真公が薨去(こうきょ)してから1,125年という大きな節目となるのだそうです。
25という数は道真公に縁の深い数字で、この節目となる式年大祭を前に、太宰府天満宮では令和5年5月より約3年をかけ、124年ぶりに重要文化財「御本殿」の大改修が行われています。
この屋根から草木の生えた不思議な建物は、その大改修期間中の「仮殿」です。
斬新な仮殿は、大阪・関西万博会場のデザインプロデューサーを務めた、藤本壮介氏率いる藤本壮介建築設計事務所が手がけたそうです。
道真公を慕う梅の木が、一夜のうちに大宰府まで飛んできたという「飛梅伝説」から着想を得て、鎮守の杜の豊かな自然が御本殿前に飛翔し、仮殿としての佇まいをつくり上げたというのがコンセプトのようです。
今は閉鎖されてしまった「空想科学読本WEB」の考証では、一晩にして京都から大宰府まで、梅の木が飛ぶとしたら、梅の木の飛行速度は平均時速73kmが必要なので、平均風速は秒速20mの風が常に吹き続ける状況が必要だとのことです。
なるほど、とても勉強になります。
ところで、太宰府天満宮は道真公のお墓なわけで、御神体とお墓は一心同体なのではないか、などと思ってしまいます。
まさか墓ごと、この仮殿に移したのでしょうか。
いや、さすがにそれはないか。
この仮殿は、3年後の本殿改修完了をもって解体されます。なので、ぜひ皆さん、3年のうちに太宰府天満宮に来てください作戦です。
屋根の上の木々は天神の杜へと移植される予定だそうなので、どうかこのまま、すくすくとお育ち下さい。
最近、太宰府天満宮の参道に、「なみ満」というお蕎麦やさんができました。
参道といっても、こんな裏路地の先にあります。
皆さん情報は早いようで、すでに行列ができる店になっています。
通好みのシックな店内。
店員さんに伺うと、日本人よりもインバウンドに人気だそうです。モウ、ダザイフハ、ボクノダザイフデハ、ナクナッタ・・・
蕎麦屋ですが、人気は親子丼なのだとか。
ならば食わねばなるまいて。
親鳥の硬めの地鶏肉は僕好みですが、味付けが少々醤油辛いです。お高級な卵をせっかく使っているので、もう少し卵の味を信頼してあげても良いのでは。
蕎麦も食べてみました。
蕎麦はツルツルで美味しいです。天ぷらもサクサクー。
親子丼のおにぎりバージョンも美味しかです。
声をかけると、蕎麦湯もちゃんと出してくれました。うれp。
お会計を済ませると、ご縁をキャッシュバックしてくれます。粋な計らいです。
店先には「円満の井戸」なるものがあるのですが、
油山の豊玉姫と、宝満の神のラブロマンスが書いてありました。
シャクナゲひとつも許さないのが、なにゆえ男の優しさかは分かりませんが、これは僕の知らない伝承でした。
太宰府天満宮界隈の、有名な和菓子屋さんに「梅園」(ばいえん)さんがあります。
今なら、僕の可愛いお客さんが、店員さんをしてくれてます。
梅園さんといったら「うその餅」。
青じそ風味の求肥に、若草色のそぼろをまとったお菓子です。
戦後、人々の心が沈んでいるときに、少しでも気持ちを明るくしたいという願いから生まれた太宰府名物です。
しそ風味というのは太宰府ゆえなのでしょうが、最初はちょっと苦手に感じる人もいるでしょう。でも慣れるとそれなりに、美味しいく感じることができる可能性をそこはかとなく思える今日この頃です。
うその餅には、一箱に1個、博多人形の「土うそ」ちゃんが入っています。これはこれでかわゆいですが、
なんと、正月バージョンでは御亭主手作りの、木彫りの「木うそ」タソが埋もれます。
く、くるじい、タスケテ。木うそタソのそんな声が聴こえてきたら、同封の大きい”つまようじ”みたいなやつで、優しく救出してあげましょう。
また、正月バージョンと毎月25日の天神様の日には、「紅梅色うその餅」も販売されます。味は嬉しいことに、みどりのヤツと同じです。
しそ味じゃなくて梅味だったらもっと美味しんじゃないかというのは、単なる僕の独り言です。
太宰府には、太宰府上級者にしか辿り着けない和菓子屋さんもあります。
こんなところにお菓子屋さんがあるとは、普通は思いません。
ところが「ふじ丸」さんの店内に入っても、お菓子がほとんど置いてありません。
もはや、何が何だか分かりません。
仕方なく、限られた干菓子のラインナップからおひとつ選び、若いお嬢さんに注文しました。
僕ほどの上級者となれば、この程度のことで慌てはしません。
菓子を買って帰ろうとすると、奥から女将さんが出てきて、「あ、ちょっと、よかったら生菓子もお見せしましょうか」と言われました。
えっ?
「あわわ」
そう、ふじ丸さんは、お店の方にお願いして、奥から商品を出してきてもらうシステムだったのです。
じょ、上級者すぐる。
女将さんから美味しいお茶と、試食をいただきましたので、ついたくさん買い物をしてしまいました。
和菓子とはまことにお高く、財布もすっからかんの、まんまと女将さんの手のひら桐彦です。でも美味しかったので後悔はしていない。
ふじ丸さんでは、予想外の出費となりましたが、貴重な情報をいただきました。
店内で出していただいた美味しいお茶の秘密は、霊峰・宝満山の湧水だとのこと。この宝満山の水は、登山途中の水汲み場と、天満宮奥を10分ほど階段を登る天開稲荷神社で汲むことができますが、もっとお手軽にいただける場所がありました。
こ、こんなところから汲めるとは、知らんかったー。
まだまだ、僕の知らない太宰府も、たくさんあるのでしたわ。
明けましておめでとうございます。やっぱり流石上級者は地元の味わい方が格段に違います。私のような余所者の下民にもお恵みしてくだちゃい。
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あけましておめでとうございます。
この世に悪がはびこるとき、上級者は小宇宙(コスモ)を爆発させ、これを放逐する超絶的な技を発動させることが可能となる。
さあ、Yopioid氏も天空に輝く88の星座を守護とした聖衣(クロス)を纏う時が来たのだ!
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おそれいれました!何を仰っているのか皆目不見当に存じ申し立てまつります。聖闘士星矢ですかね。。
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御意。
黄金聖衣を手に入れ、セブンセンシズに目覚めたとき、そなたは真の上級者となりえるだろう。
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