渡良三島で過ごす島時間 原島編

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いつもは日帰りの壱岐旅行。でも今回はせっかく1日泊まるじゃない。
だったら1日くらいは、のほほんとしたって、いいじゃない。

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そんじゃあ、船に乗りますか。

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弁天崎のイチキシマヒメも、見送ってくれてます。

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ふん、ふん、ふん、ふん、

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大切なものがきっと、ここにあるはずさぁー

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それがしまんちゅのたぁ~から~

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イーヤーサーサー!

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「原島」(はるしま)に、到着ぅ~~~っ!

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壱岐、郷ノ浦町の西に浮かぶ三つの有人島、「大島・長島・原島」。
人はこの島々を総称して「渡良三島」(わたらみしま)という。

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天女さんのお告げでは、あの猿島が見ているのは、この三島の沖合であり、そこには海底遺跡が眠っているのだとか。

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ほえ~、そうなんだ~。

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さて、歩きますか。

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日頃のゴタゴタは忘れて、今日はのんびり島散歩。

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こんな世の中だからこそ、一度立ち止まって、何気ない時間を過ごすことも大事だと思うのよ。

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三島に渡る船は小ぶりながら、車を乗せることもできます。
が、それは野暮。

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レンタサイクルを借りるという手もありますが、朝イチの船には間に合わないんだな、これが。

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なので、じゃぁ、歩けばいいじゃない。ってことで歩いています。

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多少アップダウンがあるものの、島奥の原島神社まで1kmくらい。

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朝の島空気を吸っているうちに、奥の入江に着いてしまいました。
ここは、今は使われていない古い港。

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原島神社は、この入江の丘に鎮座しています。

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石積みの堤防の上を、よろめきながら歩いてみます。

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海の美しさが、薄汚れた僕の心を洗い流してくれます。

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沖に見えるのは長島か。

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海岸の石は、亀の甲羅のようになっています。

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さしずめ、龍宮の亀といったところでしょうか。

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海に向かって立つ鳥居。

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扁額が可愛いです。

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原島神社は素朴な神社で、

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なんとなく龍宮を思わせますが、祭神は分かりません。

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お隣に、道真公を祀っているであろう天満神社がありますが、

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ところで、いったいキミは誰なんだい?

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龍かな?

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それとも、男の子かな?

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よく見ると、先端はエビスさんでした。
遊び心が過ぎる意匠!

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天満神社の奥には

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ずらりと並べられた石の祠があって、

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美し過ぎる連理の木がありました。

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夫婦和合。やはりここは、出雲的な聖地なのでしょうか。
原島神社の祭神は、事代主かな。

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なんて素敵な場所。

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時を忘れてしまいます。

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境内には三日月の石も

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ちらほらと。

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こんな隠れたところにも

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神様みぃつけた。

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原島が出雲の島だと思うわけは他にも、

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多くの家のあちこちに、

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ダイコクさんやエビスさんがいらっしゃるとこ。

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めっちゃ笑ってる。

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あと各家の玄関に掛けてあるこのお札が気になります。
産土大神(うぶすなおおかみ)とは原島神社の御祭神のことでしょうか。

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「原島」(はるしま)の人口は約140人ほど。

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古くは「春島」とも書かれていたそうですが、こちらの字が本来の島名ではないかと感じます。

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つまり出雲の春島であり、どこかに秋島があるのでは・・・ないか。

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江戸時代には長島と共に平戸藩の流刑地とされていました。
また、この自生するスイセンは「原島スイセン」として知られています。

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原島の外れの方、

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Googleマップにも場所が記されていない場所に、

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「山乃神神社」が鎮座していました。

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扉はガッチリ閉じていたので、周りを散策してみることに。

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すると、え~っ!

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石が社殿に食い込んでいる。いや、石の上に社殿が建てられているのです。
この石が御神体なんじゃないの!

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うわー、中がめっちゃ気になる。

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ふと、戸の横を見れば、つっかえ棒がはまっています。
これを外せば、入れるのか?

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入れたー♪
やっぱり石が御神体でしたね。でもこの台の下には、穴が空いているんじゃないでしょうか。古墳とか。

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不思議な神社でしたが、鳥居の裏を見ると宝珠がデザインされています。
やはり稲荷でしたか。そうじゃないかと思っていました。

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原島を散策すると、島のあちこちに小さな祠が置かれているのを目にします。

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これはちょっと立派です。天神神社と彫ってあります。

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港に戻って来て、次は長島に渡る予定なのですが、1時間近く待ち時間がありました。
なのでランチしながら船を待とうと思います。

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原島神社へ向かう途中、「壱岐市立三島小学校原島分校」の校舎がありましたが、平成27年(2015年)3月末をもって閉校となったそうです。
このため、原島の小学生は船で大島の三島小学校に通い、中学生も船で壱岐島本島の壱岐市立郷ノ浦中学校に通っているとのことです。

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渡良三島では、三島とも食事ができる店がありません。
なので前日に食料を買い求めていました。

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船の時刻表はこんな感じです。
郷ノ浦を8:20に出発した船は原島に8:46に到着し、2時間ほど散策して港に着いたところです。
次は長島に渡り、大島までは橋を渡って徒歩で移動。大島から郷ノ浦便で帰るわけですが、これには13:20と16:00の2便があり、前者だと少し時間がタイトで、後者だと時間がかなり余りそうです。まあ、のんびり島時間を楽しむのであれば、16:00の便に乗ったら良いのですが。

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おにぎりは最初、待合所の中で食べていましたが、どうせなら外で食べようと防波堤に腰掛けました。

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すると、おや?何かありますね。

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階段で降りれるのか。

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これはなかなかスリルがあります。
海面ギリギリの岩の上を、よろめきながら渡っていきます。

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これも亀の甲羅のような石。

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おー見えて来た、見えて来た。

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ね。

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完全に海の上ですので、風が強いです。
これは何かの遥拝所でしょうか。この先に祠のようなものはありません。

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ひょっとするとこれは、猿岩が見つめているという、海底遺跡の方を遥拝しているのではないでしょうか。ちがうか?!

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まあよく分かりませんが、

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それにしてもこの岩礁、まるで龍の背中のようでした。辰年だけに、ね🐲

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