綿津見神の祠

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対馬市美津島町鴨居瀬の「住吉神社」へ来ました。

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鴨居瀬(かもいせ)は、のどかで美しいところです。

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鴨居瀬の住吉神社に来たのは、monoさんの投稿に触発されたから。
住吉神は星神で、どちらかというと秦氏寄りな印象ですが、

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当社の祭神は「彦波瀲武鵜鵜草葺不合命」(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)になっています。一応、「三筒男命」も加えられていますが。

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対馬における式内社の住吉神社は、鶏知の住吉神社とされていますが、元は当社から勧請されたとされ、対馬の住吉神社の大元とされるのが鴨居瀬の住吉神社になります。

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祭神のウガヤフキアエズについては、由緒によれば、古来「津口和多女御子神社」と云い、豊玉姫が胎妊の折、産室を此の地の柴瀬戸神浦に造らせて皇子を産み、抱育した古跡であるとのこと。

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この海は別名「紫瀬戸」と言われており、豊玉姫が後産の胎盤などをここで洗ったため、藻が紫になったそうです。

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冬から早春にかけては、繁殖した海藻と赤紫色をしたサンゴが波に映って紫色に見えるといわれています。

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このあたりは古代より、日本と朝鮮半島・中国大陸を往来する航路の要衝でした。

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日本からやってきた船はまず、この鴨居瀬に着岸し、岸沿いに船越へ向かって行きました。

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東の鴨居瀬から西の美津島町大山へ、ビュ~ンと飛びます。

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のどかな入江に着きました。

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ひょっこりひょうたん島や、

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丸い島が見えます。

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そこに「綿津見神の祠」と呼ばれるものがありました。

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こちらもmonoっち情報。

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monoっちが神から聞いたという祠の中には、珊瑚などの海の宝物で埋め尽くされています。

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とてもきれい。

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中でも印象的なのは、土で作ったという丸い玉。
干珠満珠かな。

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綿津見神とは、日本に辿り着けず、海の泡となった童男童女の御魂が元になっています。

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なのでこのおもちゃ箱のような祠は、彼らも嬉しいはず。

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ただエビス信仰でも同じようなものが捧げられるようなので、事代主と綿津見は同一視されているのかもしれません。

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少し戻った対岸に、鳥居を発見。

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岸沿いに歩いていくと

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「若宮神社」がありました。

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鳥居の先は行き止まりかと思いきや、

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崖を這うように階段の参道が続いています。

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綿津見神の祠を望むかのように鎮座する拝殿。

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祭神・由緒は不詳ですが、若宮神とも初代天皇を祀るともいわれます。

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若宮とは、普通は御子神をいいますが、どなたの御子なのか。

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最近建て直されたのか、本殿は比較的新しいです。

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海神信仰の残る、潮風を感じる場所でした。

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