仲塔・尾前:常世ニ降ル花 天之高原篇 15

五ヶ瀬から椎葉村に入るメイン道路265号線はこのような道です。 カーブは多いですが、そこそこ快適に走れます。 路肩補修のための交通規制等には、注意が必要です。 椎葉村観光協会の公式ページ内に、「2025年10月椎葉村現在…

嶽之枝尾神社:常世ニ降ル花 天之高原篇 14

椎葉村”竹の枝尾”集落にある「中瀬淳氏亭」、その庭先に『民俗学発祥の地』と彫られた石碑があります。 明治41年(1908年)7月に、宮崎県椎葉村を訪問した「柳田國男」(やなぎだくにお)は、大河内の椎葉徳蔵宅で文書『狩之巻…

綾野ファーム

「宿ですが、鶴富屋敷ももちろん良いのですが、 今回は、綾野ファームでお願いします。 五条様に了承いただければ予約しておきます。 (お氣に召さなかったら、帰りに深くお詫びします。)」 ・・・えっ?・・・鶴富屋敷・・・じゃな…

大きな課題

ついにこの日が来てしまった、と感じます。 大元出版伝説の1冊『出雲と大和のあけぼの』、そのブラッシュアップ版である『出雲王国とヤマト政権』が出版されたときは、僕は本当に天にも舞い上がる気持ちでした。 富士林雅樹先生が書き…

十根川神社:常世ニ降ル花 天之高原篇 13

椎葉村「十根川」(とねがわ)地区。 重要伝統的建造物群保存地区に指定されるこの山村集落は、谷間の南斜面に水平を生み出すように石垣が築かれ、その上に「椎葉型」と呼ばれる独特の建築様式の平家と馬屋や蔵が、列を為すように配置さ…

椎葉村:常世ニ降ル花 天之高原篇 道草

「五条さん、日本各地に平家の落人伝説というのがあるよね。実はあれ、出雲サンカなんだよ。昔は”俺様は富家だー”といっていた人たちがね、”平家だー”っていった方が箔がつくからと言い始めてね。追っ手の源氏の将校と平家の娘の恋物…

椎葉厳島神社:常世ニ降ル花 天之高原篇 12

「もうこの辺りで良いのではないですか」 「いや、ここ鞍岡は古くから人に知られていて危険だ。この先の山を越えれば、追っ手もやっては来まい。もう少しだ、行くぞ」 奢れるものは久しからず。 世の栄華を極めた平氏であったが、元暦…

呑龍様にて:上州逢引物語⑪

僕のデートプランのラストを飾るのは「呑龍様」(どんりゅうさま)でした。 呑龍様の正式名称は義重山新田寺「大光院」(だいこういん)。 群馬県太田市金山町にある浄土宗の寺院です。 慶長16年(1611年)3月、徳川家康は徳川…

小舟神社にて:上州逢引物語⑩

一之宮貫前神社から、境外摂社の小舟神社に向かう途中、「蛇宮神社」(じゃぐうじんじゃ)なるものを見つけて立ち寄りました。 この神社は、両社ライン上の間に鎮座しています。 蛇宮神社の鎮座地は 群馬県富岡市七日市。 広めの境内…

出雲石

もう、そんな季節なのですね。 あれからまたたくさんのご縁がありました。 先日いただいた小さな柿は、亀太夫さんちの柿なのだそうです。 明日の神事に合わせて頂こうと、今日まで残しておりました。 た、食べれるんですよね、この柿…

一之宮貫前神社にて:上州逢引物語⑨

群馬県富岡市一ノ宮にある上野国一宮「一之宮貫前神社」(いちのみやぬきさきじんじゃ)へとやって来ました。 此処へは2度目の訪問となります。 前回訪れた時は気づきませんでしたが、当社は鏑川左岸のこんもりとした蓬ヶ丘(よもぎが…

月波神社にて:上州逢引物語⑧

人皇二十七代安閑天皇の、元年甲寅三月十五日創祀と言う。上野国神名帳所載の古社で、従四位下月波明神とあるのはこれである。古く来留末の里、延喜式上野九牧のうちの治尾牧の古称のある治尾の清水の源泉地で、車川の岸辺である善地の中…