國吉神社:常世ニ降ル花 神門如月篇 14

KANEKOさんと僕の、いすみ巡礼地のラストは、「國吉神社」(くによしじんじゃ)となりました。 「千葉県の国吉神社は伊甚國造と関連した神社で、主祭神は諏訪神です」 B女史さん改め、「ブリュショルリ氏」、いえここはもう『ブ…

玉﨑神社:常世ニ降ル花 神門如月篇 13

「赤玉は 緒さへ光れど 白玉の 君が装し 貴くありけり」 (赤い玉は、通した緒まで光るほど美しい。けれど、白玉を見ていると、真珠のようなあなたのお姿が、貴く思い出されるのです」 『古事記』上つ巻:豊玉媛が息子の元へ行く玉…

神洗神社

嗚呼、神よ。青い天と地の狭間に僕はいる。 左手には、いにしえに「玉の浦」とたたえられた九十九里浜が見え、 右手には日在(ひあり)、和泉浦(いずみうら)の海岸がありました。なんと美しい。 KANEKOさんが「ぜひお連れした…

玉前神社

世界各地に常世と現世を結ぶ聖域『ゲート』が出現して十数年。“イキリスト”と呼ばれる超人的なイキリ覚醒をする人間たちが現れた。 彼らはその内なるイキリ力によってS級からE級にランク付けされる。そして、その力は一度覚醒すれば…

高家神社:常世ニ降ル花 神門如月篇 12

日本で唯一、料理の神を祀る神社が千葉にあるというので、行ってみました。 その神社は千葉県南房総市(旧千倉町)の住宅街の奥まったところにありました。 「磐鹿六雁命」(いわかむつかりのみこと)を祭神とする「高家神社」(たかべ…

布良﨑神社/下立松原神社 忌部番外篇 14

千葉県館山市布良鎮座の「布良崎神社」(めらさきじんじゃ)を訪ねました。 ノスタルジックな漁村にあり、ここは天富命と由布津主命が阿波忌部を率いて上陸した地とされます。 「ああーん、テメェ、いつもうなぎばっかり食いやがって💢…

洲崎神社:八雲ニ散ル花 忌部番外篇 13

千葉県館山市洲崎、御手洗山(みたらしやま/110m)中腹に鎮座する「洲崎神社」(すさきじんじゃ/すのさきじんじゃ)を参拝しました。 式内社(大社)論社で、江戸時代に安房国一宮とされた神社です。 参道にある大鳥居、そのしめ…

真行寺と赤人塚:語家~katariga~ 24

九十九里浜から少し内地に向かい、山辺赤人が晩年を過ごしたという場所を探します。 赤人を祀った薬師堂がのちに真行寺となったというので僕は探し訪ねてみましたが、 その場所は山奥にあり、個人の田畑が広がるばかりで、それらしきは…

高滝神社:語家~katariga~ 23

『鴨山の 岩根し枕ける われをかも 知らにと妹が 待ちつつあらむ』(223) 「鴨山の岩を枕に横たわる私のことを知らずに、彼女は待ちつづけているのだろうか」 房総半島の中頃に馬来田(まくた)という場所があります。 JR馬…

九十九里浜:語家~katariga~ 21

『里人の われに告ぐらく 汝が恋ふる 愛(うつく)し夫(つま)は もみじ葉の 散り乱れたる 神名火の この山辺から ぬばたまの 黒馬に乗りて 川の瀬を 七瀬渡りて うらぶれて 夫は会ひきと 人そ告げつる』(3303) 「…

内裏神社:語家~katariga~ 07

日本最大級の砂浜海岸「九十九里浜」の東の果てに、藤原耳面刀自の墓と言い伝えられる場所がありました。 千葉県旭市に鎮座する内裏神社(だいりじんじゃ)は、弘文帝(大友皇子)妃の「耳面刀自媛」(みみもとじひめ)を祀る神社です。…