和歌山市禰宜村に聳える「高積山」(たかつみやま/237m)。 写真では見切れていますが、左側のピークが高積山となります。 Wikipedia(運動会プロテインパワー )からお借りしました。 紀ノ川側からだと、きれいな三角…
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都麻都姫神社/都麻津姫神社:常世ニ降ル花 抓津夏月篇 11
島根・隠岐島で急浮上したツマツヒメの存在感。 彼女の聖地を求めて、和歌山にやってきました。 延長5年(927年)に成立した『延喜式』神名帳に記載される「都麻都比売神社」の論社が、和歌山市内には三社あるとのことです。 そこ…
おな神の森:常世ニ降ル花 土雲歌譚篇 番外
熊野にやって来たら、一度は歩いてみたい熊野古道。 でも、調べれば調べるほど、熊野古道を歩くのは大変そうだと感じるものです。 プチ熊野古道ウォークをあなたが楽しみたいのであれば、僕は「高野坂」(こやのざか)をお勧めします。…
矢倉神社/神戸神社:常世ニ降ル花 土雲歌譚篇 番外
ん、 なん じゃ、 こりゃ~っ!! これは和歌山県東牟婁郡串本町にある奇岩群「橋杭岩」(はしぐいいわ)だそうで、大小約40の岩が、北北西から南南東方向におよそ850mもの長きにわたって一列に連続してそそり立っているんだそ…
丹敷戸畔の墓:常世ニ降ル花 土雲歌譚篇 番外
“花の時に花を以って祭る また 鼓吹幡旗(つづみ・ふえ・はた)を用いて歌い舞いて祭る” イザナミの御陵「花の窟神社」(はなのいわやじんじゃ)は、僕の大好きな神社のひとつです。 今回初めて気がつきましたが、「竜宮塔」なんて…
補陀洛山寺:常世ニ降ル花 土雲歌譚篇 番外
享録4年(1531年)11月、観世音菩薩の結縁日を迎え、私は堂内本尊の前で跪き、額を床に深々と付けた。 野では霜が降りる日もあり、この日も板張りの床は冷たかった。 本堂を出て、境内の傍に湧き出る水を一口含み、続いて三所権…
高倉神社跡(相須神丸):八雲ニ散ル花 木ノ国篇 15
能坐淵 小口川(赤木川)の淵なり 此淵を指して宮本と云ひて相須の産土神として川端の岩を神體と崇むと云ふ - 『紀伊続風土記』巻之七十九 牟婁郡第十六の三 村郷日足村相須神丸 和歌山県新宮市熊野川町日足にあるという「高倉神…
ちちさま(乳古良石)/R18
和歌山県田辺市、熊野三山で有名な熊野本宮大社の裏手の山中に、女神のおっぱいがあるというので、仕方なく行ってみることにしました。 ちょっと広めのスペースに車を止め、歩いていくと、いかにも霊が映りそうなカーブミラーがあります…
刺田比古神社:常世ニ降ル花 刺国朧月篇 05
和歌山県和歌山市片岡町にある「刺田比古神社」(さすたひこじんじゃ)が気になったので、訪ねてみました。 この境内入口の写真を撮影していると、ちょうど掃除を終えられたご年配の宮司さん、岡本さんに声をかけていただき、境内を案内…
丹生酒殿神社・鎌八幡宮
僕は神に祈るということをあまりしない。というより、まずしない。 神はただそこに在るだけで、至幸であるからだ。 感謝こそすれ、それ以上何を望むべくもない。 ただ、世の多くの人は、神に願うものだ。それも僕は否定しない。 不幸…
朝椋神社:常世ニ降ル花 御津羽青月篇 08
和歌山市鷺ノ森明神丁、和歌山城の北800m程のところに、「朝椋神社」(あさくらじんじゃ)が鎮座しています。 平安時代中期の『延喜式』神名帳に記載があり、式内社に列しています。 代々崇敬の厚かった当社ですが、天正年間(15…
中言神社 本社:常世ニ降ル花 土雲歌譚篇 番外
「姫様」「姫さま」 名草の民たちがあつらえた、真新しく、真っ白な着物に袖を通す。 しゃなり、しゃなりと、歩くたびに、かんざしの飾りが音を鳴らす。 「姫さま…」 皆、目に涙を浮かべ、天を仰ぐ者、地に伏する者、中には我が裾に…