球珠郡、郷は三所、里は九、駅は一壹所なり。 昔、この村に大きなる樟の樹あり。 因りて球珠郡という -『豊後国風土記』 かつて、玖珠盆地に聳えていたという樟の大樹、その木陰では作物が育たず里人が困っていた。 ある時、通りか…
カテゴリー: 大分
白川稲荷大明神 春季大祭
令和6年(2024年)3月18日の今日、大分県杵築市大田の「白川稲荷大明神」を再訪してきました。 それは、春季大祭を拝見したいと思ったからでした。 福岡から高速を利用してちょうど2時間。 バイパスも整備されており、こんな…
伊美別宮社:常世ニ降ル花 阿加流孤月篇 番外
性癖に刺さるとは、このことか。 姫島の帰り、鳥居があったので立ち寄ってみました。 大分県国東市国見町伊美に鎮座の「伊美別宮社」(いみべつぐうしゃ)です。 参道にはレトロなブリッジストーン。渡ることはできません。 石灯籠の…
姫島 後編:常世ニ降ル花 阿加流孤月篇 07
一書に曰く。 都怒我阿羅斯等(つぬがあらしと)が国(意富加羅国)にいた時のこと、牛に農具を背負わせて田舎に行くと、牛が忽然と消えてしまった。 彼が牛の足跡をたどっていくと、それは郡の役所の中へと続いていた。すると、一人の…
姫島 前編:常世ニ降ル花 阿加流孤月篇 06
まさか丸い子がもえる日が来るとはね。 茫洋としたアニメの偉大さを胸に、国東半島の港を旅立つ僕の行き先は、 姫島だった。 国東半島の北約6km、瀬戸内海西端、周防灘と伊予灘の境界に位置する離島、それが「姫島」(ひめしま)。…
媛社神社・姫古曽神社:常世ニ降ル花 阿加流孤月篇 04
ヒメコソ神社は全国に5社あり、うち3社は九州北部にあります。 どこかのサイトには全国に4社とありましたが、こちらの神社が抜けていたようです。 福岡県小郡市に鎮座の「媛社神社」(ひめこそじんじゃ)。通称「七夕神社」です。 …
白川稲荷大明神(九州三大稲荷):常世ニ降ル花 白王素月篇 02
大分県杵築市大田に、九州三大稲荷の一社を謳う「白川稲荷」があるというので行ってみました。 そこは、思った以上にぶっ飛んだ場所だったのです。 九州三大稲荷というほどですから、行けばすぐに分かるやろ、くらいな気持ちでいました…
御許山”常世考”:常世ニ降ル花 豊受繊月篇 03
2022年9月5日、嵐の前の御許山(おもとやま)はまさに、常世を体現する異界となっていました。 この日は以前から、滋賀の織姫・かわち嬢(人妻)が九州までお出でになるとのことで、僕がエスコートを買って出ていたのでした。 嬢…
白山神社(宇佐):常世ニ降ル花 越智弦月篇 09
宇佐神宮の元宮、大元神社の正覚寺登山口に向かう途中、「左用之神」という場所がありました。 左用之神? ああ、サイノカミか。 一応、鳥居のようなものが立てかけてあり、 こんなとこにもサイノカミ。 これはちょっとやりすぎじゃ…
白山神社遺跡:常世ニ降ル花 越智弦月篇 08
大分県宇佐市安心院町に謎のストーンサークルがあるというので行ってみよう! そう、「轟山」へ! そこは「白山神社遺跡」と呼ばれています。 車を止めると、なんだか厳かな参道があります。 ほわわ~なんだこれ、入っていいのか?ち…