磐長姫神社:常世ニ降ル花 石長雨月篇 05

岡山県倉敷市児島稗田町、道路脇の丘の上に、ぽつんと鎮座する「磐長姫神社」(いわながひめじんじゃ)があります。 イワナガヒメは大山祇神の娘で、妹のコノハナサクヤヒメと共に邇邇芸命(ににぎのみこと)の元に嫁ぎましたが、花のよ…

穴場稲荷:常世ニ降ル花 石長雨月篇 04

岡山県倉敷市下津井地区、瀬戸内海国立公園の代表的な景勝地として知られる鷲羽山(わしゅうざん)の一角に、赤い鳥居が立っています。 そこに鎮座するのは「穴場稲荷」(あなばいなり)。 てくてく階段を登っていくと、 社殿が見えて…

阿智神社(倉敷)

デニムの町、倉敷。 その定番スポットといえば、歴史とアートが薫る美しい白壁の町並み「倉敷美観地区」(くらしきびかんちく)です。 白壁の蔵屋敷、なまこ壁、柳並木など、趣ある景観が楽しめるのが倉敷の美観地区です。 小京都と思…

石畳神社:常世ニ降ル花 阿加流孤月篇 03

岡山県総社市秦の高梁川沿い。 姫社神社に参拝するときに見かけた磐座のような岩。 これは「石畳神社」(いわだたみじんじゃ)という聖地だというのを後で知り、再び当地を訪ねることにしました。 巨岩をぐるりと反対側に回ったところ…

姫社神社:常世ニ降ル花 阿加流孤月篇 02

岡山県総社市に、「秦の郷」と呼ばれる地域があります。 そこには岡山県下で最も古い寺跡とされる秦原廃寺跡があり、秦という地名は秦氏が渡来し、「秦織部」(はたおりべ)があったことに由来すると云う説があるようです。 車で走って…

由加神社 本宮

空が青い。。 四国から真っ直ぐ家路に就いたはずですが、青い空を見ていると、何故かハンドルを切って岡山に向かっていました。 辿り着いた場所は、厄除け総本山「由加神社 本宮」(ゆがじんじゃほんぐう)です☆ 由加神社 本宮は、…

武蔵の里

「ご覧なさい、播磨灘の方が、ほんのり夜が白みかけました」 「ここは何処」 「中山峠。……もう頂上です」 「そんなに歩いて来たかなあ」 「一心は怖いものですね。そうそう、あなたは、まる二日二晩、何も食べていないでしょう」 …

鬼のさし上げ岩:八雲ニ散ル花 吉備王篇 07

吉備の中山で出会ったご婦人の妖精がささやきます。 「鬼ノ城にお行きなさいな」 まるでロールプレイングゲームの主人公のように、僕は鬼ノ城を目指すのでした。 真っ白。。 雨が降って来ました。 「鬼ノ城」(きのじょう)は、岡山…

サムハラ神社 奥宮

「呼ばれなければ辿り着けない」 そう噂される「サムハラ神社 奥宮」を訪ねてきました。 呼ばれなければ辿り着けない、というフレーズの場所を他にいくつか訪ねましたが、まあ辿り着けます。 そんな大仰なものではありません。が、そ…

中山神社:八雲ニ散ル花 吉備王篇 06

岡山県津山市一宮に鎮座の「中山神社」(なかやまじんじゃ)へやってきました。 参道入口に妖怪チックなケヤキの御神木があります。 「ぐへへ、おいてけ~」 津山市指定天然記念物です。 妖怪樹さんは樹齢約800年とされ、尼子の兵…

血洗の滝:八雲ニ散ル花 吉備王篇 05

岡山県赤磐市是里、吉備から美作方面へ向かう途上の吉井川の支流滝山川の深部に、「血洗の滝」(ちあらいのたき)はあります。 ヤマタノオロチを退治したスサノオノミコトがこの滝で血にそまった剣を洗ったというのが名の由来です。 お…

石上布都魂神社:八雲ニ散ル花 吉備王篇 04

吉備津から美作地方へ向かう途中、岡山県赤磐市の山中にある備前国一宮「石上布都魂神社」(いそのかみふつみたまじんじゃ)を訪ねました。 一ノ鳥居までもずいぶん山道を走ってきましたが、案内板によるとこの先に本社があり、さらに奥…