僕のデートプランのラストを飾るのは「呑龍様」(どんりゅうさま)でした。 呑龍様の正式名称は義重山新田寺「大光院」(だいこういん)。 群馬県太田市金山町にある浄土宗の寺院です。 慶長16年(1611年)3月、徳川家康は徳川…
カテゴリー: 群馬
小舟神社にて:上州逢引物語⑩
一之宮貫前神社から、境外摂社の小舟神社に向かう途中、「蛇宮神社」(じゃぐうじんじゃ)なるものを見つけて立ち寄りました。 この神社は、両社ライン上の間に鎮座しています。 蛇宮神社の鎮座地は 群馬県富岡市七日市。 広めの境内…
一之宮貫前神社にて:上州逢引物語⑨
群馬県富岡市一ノ宮にある上野国一宮「一之宮貫前神社」(いちのみやぬきさきじんじゃ)へとやって来ました。 此処へは2度目の訪問となります。 前回訪れた時は気づきませんでしたが、当社は鏑川左岸のこんもりとした蓬ヶ丘(よもぎが…
月波神社にて:上州逢引物語⑧
人皇二十七代安閑天皇の、元年甲寅三月十五日創祀と言う。上野国神名帳所載の古社で、従四位下月波明神とあるのはこれである。古く来留末の里、延喜式上野九牧のうちの治尾牧の古称のある治尾の清水の源泉地で、車川の岸辺である善地の中…
榛名湖にて:上州逢引物語⑦
榛名湖へやって来ました。 「榛名湖」(はるなこ)は、群馬県西部にある湖で、榛名山のカルデラ内に生じた火口原湖です。 外周は約4.8km、面積は約1.2㎢、最深部は約15mほどになるといいます。 『万葉集』の時代から上野国…
無毛峠にて:上州逢引物語⑥
冠稲荷で最後に食べたジェラードが思いのほか効いていて、夕食は軽めでいいよねってことでラーメンを食べることにしました。 宿は伊勢崎にとったので、そこからテクテクとあるいて「桐生」さんという店に入ります。 で、おすすめという…
冠稲荷神社にて:上州逢引物語⑤
群馬県太田市に鎮座する「冠稲荷神社」(かんむりいなりじんじゃ)は、鈴さんがよく散歩した神社なのだと、教えていただきました。 鈴さんは10年ほど前に、冠稲荷神社がよく見えるアパートに引っ越して晩年を過ごし、2年前に庄屋町付…
生品神社にて:上州逢引物語④
群馬県太田市新田の「生品神社」(いくしなじんじゃ)を訪ねました。 当社は元弘3年(1333年)5月8日、後醍醐天皇より鎌倉幕府倒幕の綸旨を受けた「新田義貞」(にったよしさだ)が旗揚げをした地であると伝えられます。 境内は…
三日月村にて:上州逢引物語③
ジャパンスネークセンターに隣接する「三日月村」にやって来ました。 グンマーでも深部にあたる三日月村では、僕らの使う貨幣が使用できません。 ゲートで入念なチェックを受けた後、特殊な通貨に換金して、村内に入ることになります。…
ジャパンスネークセンターにて:上州逢引物語②
鈴ちゃんを鈴缶に忍ばせた僕は、最初のデートスポット「ジャパンスネークセンター」なる謎の施設にやって来ました。 ジャパンスネークセンターは、グンマー帝国のオオタシティ深部にあります。 昭和パラダイス感マシマシの入口には、な…
逢瀬にて:上州逢引物語①
会ったこともないのに、その輪郭、面影が頭から離れない、そんな人がいる。 「五条さんに場所をお知らせ致します」 佐織さんが今年8月の初めに、僕に教えてくれたのは、彼女のお母様”鈴”さんがいらっしゃるという場所でした。 鈴さ…
咲前神社:常世ニ降ル花 龍宮ノ末裔篇 10
安閑天皇元年(534)6月、初の申の日に神石「雷斧石」三柱の御出現を仰ぎ、時の朝廷に上奏したところ、奉幣使、磯部朝臣小倉季氏と共に高椅貞長、峯越旧敬を伴い上毛野国に御下向があり、抜鉾(ぬきほこ)大神「健経津主命」をお祀り…