鹿々本神社:常世ニ降ル花 神門如月篇 10

「もみち葉の 散らふ山辺ゆ 漕ぐ船の にほひにめでて 出でて来にけり」 (もみじ葉の散り降る山裾を、漕ぎ来る船の色鮮やかさに惹かれて、来てしまいました)-3704 「竹敷の 玉藻なびかし 漕ぎ出なむ 君がみ船を いつとか…

伊奈久比神社:常世ニ降ル花 神門如月篇 09

上古、八幡尊神を伊豆山に祭る時、大空に奇しき声あり。 白鶴稲穂を銜え来り、これを澤の邊に落し、たちまち大歳神となる。 その霊を祭りて稲作神となし、田を開きて落穂を植え、神饌を得てこれを祭る。 これ本州稲作の始めにして、伊…

池神社(本主神社):常世ニ降ル花 神門如月篇 07

対馬1番の繁華街、厳原(いずはら)の細い路地にある「池神社」(本主神社)に立ち寄りました。 以前、𝕣𝕦𝕔𝕙𝕠𝕝𝕝𝕖𝕣𝕚𝕖さんのこんな記事を見て、ずっと気になっていた神社です。 祭神の「建彌己己命」(たけみここのみこと)は…

鳴滝(対馬)

上対馬町の浜久須に、「鳴滝」(なるたき)と呼ばれる滝があるそうなので、行ってみました。 痺れるような常世観。 入口の森は、一人で訪ねるには、ちょっと怖い雰囲気です。 対馬といえば、険しい山々が思い浮かびますが、意外と川は…

小茂田浜神社

一. 頃は文永十一の 浪の花立つ神無月 傲慢無礼の蒙古勢 海をおおうて寄せ来る 助國公を始めとし 一族郎党おしなべて 忠義一途の對馬武士 頼む心の一すじは 霰たばしる真剣ぞ 踏み迷わじ弓張の 月日照りそう神州に 一歩も入…

白崎大明神

そういえば、あの時もらった白い粉の使い道が思い浮かばなかったので、 こうして、 こうして、 こうしてみました。 グヒヒ、こいつぁ上物だゼ( ⩌⩊⩌)✧。 まあ、一杯イッてみな、飛ぶぞ。 てなわけで、朝から対馬にやっては…

オヒデリ様 追考

厳原町阿連(あれ)の里で行われた「お日照様」の本山送りに参列した夜、空に浮かぶ月を見て、この祭りが旧暦11月9日に行われる意味をもう一度考えてみました。 その頃は、現在の暦でいうと12月初旬から下旬にあたり、収穫期を終え…

オヒデリ様

2024年12月9日月曜日、僕は長崎の対馬、厳原町阿連(あれ)へとやってきました。 この日、険しい山と海に挟まれた小さな集落、阿連の里に鎮座する「雷命神社」(らいめいじんじゃ)は、ほのかに賑わいを見せていました。 雷命神…

うなぎ 割烹 北御門

せっかく諫早に来たので、念願の「北御門」(きたみかど)さんへやって来ました。 何が念願なのか、というと、もうかれこれ15年くらい前に、お客様から諫早の北御門さんは美味しい!と聞いていたのです。 しかし月曜日が定休日という…

しまてつの黄色い列車と青い理髪館

そうだ、しまてつに乗ろう。 この日の朝は雨でしたが、午後から晴れるだろうと予測し、長崎の諫早に向かいました。 ここで、島原行きの切符を買います。 しばらく待っていると、しあわせの黄色い列車がやってきました。 「島原鉄道線…

綿津見神の祠

対馬市美津島町鴨居瀬の「住吉神社」へ来ました。 鴨居瀬(かもいせ)は、のどかで美しいところです。 鴨居瀬の住吉神社に来たのは、monoさんの投稿に触発されたから。 住吉神は星神で、どちらかというと秦氏寄りな印象ですが、 …