葛木男神社:常世ニ降ル花 御津羽青月篇 07

土左の郡家の内に社あり。神の御名は天の河の命とせり。その南なる道を下れば社あり。神の名は浄川媛の命、天の河の神の女(むすめ)なり。その天の河の神は土左の大神の子とせり。 ― 『雅事問答』所引『土佐国風土記』逸文 土佐神社…

土佐神社 末社:常世ニ降ル花 御津羽青月篇 06

土佐国一宮「土佐神社」(とさじんじゃ)を再訪します。 前回参拝した時は、社殿の一部が修復中でしたが、きれいに完成していました。 土佐神社の祭神は、「味鋤高彦根神」(あじすきたかひこねのかみ)と、「一言主神」(ひとことぬし…

朝倉神社:常世ニ降ル花 御津羽青月篇 05

「土左の郡(こほり)。朝倉の郷(さと)あり。郷の中に社あり。神の名(みな)は天津羽々の神なり。天の石帆別(いはほわけ)の神、今の天の石門別(いはとわけ)の神の子なり」 -『釈日本紀』所引『土佐国風土記』逸文 土佐国二宮、…

伊尾木洞

高知県安芸市の神秘、「伊尾木洞」(いおきどう)に行って来たっちゃ。 伊尾木洞は高知市から車で40分、55号線のすぐそばにある洞窟です。 以前この伊尾木洞内には、なぜか白肌の生まれたままの姿の女性があちこちにいらっしゃった…

北川村「モネの庭」マルモッタン

四国・高知県の外れに、「モネの庭」があるというので行ってみました。 そこにはまるで時が止まったかのような、光の画家が愛した風景があったのでした。 モネの庭がある北川村は、とにかく遠い。遠いのです。 高知市内から車で1時間…

土佐飯

土佐飯、食うたるぜよ! 高知市内の繁華街で、素泊まり¥2,980という格安ホテルに泊まった僕。 鋭角二等辺三角形の部屋、蛇口から茶色い湯が出る、布団はしっとり加工という、久々の大当たりを引いて苦笑いしつつ土佐の夜へと繰り…

鳴無神社

高知のポツンと一軒社~っ! 高知県須崎市浦ノ内東分に鎮座の「鳴無神社」(おとなしじんじゃ)は、 こぉ~んな、 こぉ~んな、 こ~んなところにありました~っ! はるばるやってきたぜよ、鳴無さんよぉ。日が暮れちゃうぜよ。 鳴…

土佐神社

雄略大君が大和葛城山にて狩りをしている最中、顔が大君に似た長人の神が現れた。神は一言主神と言ったが、不遜であると大君はこれを土佐に流した。 流された一言主神は、土佐において初め「賀茂之地」に祀られ、のちに「土佐高賀茂大社…

高岡神社:八雲ニ散ル花 番外

いよいよイツセひきいる大船団が、東に進む日がきた。 すべての軍勢が笠沙の湾に集結したあと、東へ向かった。佐多岬(鹿児島県)と足櫂岬(高知県)を過ぎ、土佐国の南岸ヘ進んだ。 高知県高岡郡窪川町の高岡神社には、モノノベ王国の…

月山神社:親魏和國ノ女王 番外

「お月さん ももいろ だれんいうた あまんいうた あまの口 ひきさけ」 高知県大月町の南端・小才角地区に、「土佐サンゴ発祥の地記念像」として、珊瑚を抱えた少女の像がひっそり立っています。 国道321号線沿いにあり大きな駐…