中言神社:常世ニ降ル花 抓津夏月篇 09

隠岐郡隠岐の島町南方の福浦に鎮座の「中言神社」(なかごとじんじゃ)を訪ねました。 「天健金草神社」(あまたけかなかやじんじゃ)に伝わるという話では、神功皇后に五十猛神が現れて「この先は海風の起これる海上である」と託宣した…

水若酢神社:常世ニ降ル花 抓津夏月篇 07

島根県隠岐郡隠岐の島町郡(こおり)に鎮座する「水若酢神社」(みずわかすじんじゃ)を訪ねました。 『延喜式』に式内社(名神大社)として記され、隠岐一宮とされる神社ですが、同じ一宮としては西ノ島の「由良比女神社」があります。…

伊勢命神社:常世ニ降ル花 抓津夏月篇 06

島根県隠岐郡隠岐の島町の久美地区に鎮座する「伊勢命神社」(いせみことじんじゃ)を訪ねました。 島後の北の片隅にひっそりと建つ神社ですが、立派な式内社(名神大社)です。 寛文7年(1667年)の『隠州視聴合紀』や、それ以後…

幣之池神社:常世ニ降ル花 抓津夏月篇 05

「春されば まづさきくさの 幸(さ)くあれば 後にも逢はむ な恋ひそ吾妹(わぎも)」 〔春になれば、まず先に咲く三枝(さきくさ)のように、つつがなくあればまた逢えることでしょう。だから恋しがらないでおくれ、私の愛しい人よ…

天健金草神社:常世ニ降ル花 抓津夏月篇 04

神代の昔、大屋津媛は都万村の大津久(おおづく)の海岸に上陸し、そこにあった洞窟に住んだ。 そこでこれを「大屋のわんど」といっている。 抓津媛は佐山の湧泉「幣(しで)の池」のほとりに居を構えた。 都万村の村名は、抓津媛の名…

高田神社:常世ニ降ル花 抓津夏月篇 03

その昔、隠岐の島町都万中里の地頭・佐々木隠岐次郎左衛門に、小花姫(こはなひめ)という娘がおった。 娘が西郷町の旧家へおつかいに行った帰り、菜踏坂(なぶみざか)のあたりにさしかかった時、どこからともなく、神楽の音が聴こえて…

和氣能酢神社:常世ニ降ル花 抓津夏月篇 02

島根県隠岐郡隠岐の島町下西八王子に「和氣能酢神社」(わけのすじんじゃ)があるというので訪ねてみましたが、場所がわかんね~。。 隠岐島島後は、場所が分かりにくい神社が多すぎ問題。 実際には玉若酢命神社の脇の小道から4~50…

玉若酢命神社:常世ニ降ル花 抓津夏月篇 01

島根県隠岐郡隠岐の島町下西に鎮座の「玉若酢命神社」(たまわかすのみことじんじゃ)を訪ねました。 西郷港や隠岐の島町役場からほど近く、アクセスの良い神社です。 地名の「甲野原」(こうのはら)は「国府の原」の転化であり、当地…

富塚八幡宮:常世ニ降ル花 神門如月篇 22

「八幡さまを祀っている神社でありますが、応神天皇に加えて富属彦命が祀られています。近くに富属彦命の墓と伝えられている富塚古墳があります」 と、以前、OSAMARUさんに教えていただいていた、横浜市戸塚区に鎮座の「富塚八幡…

比々多神社:常世ニ降ル花 神門如月篇 21

神奈川県伊勢原市三ノ宮に鎮座の「比々多神社」(ひびたじんじゃ)を訪ねてきました。 延長5年(927年)の『延喜式神名帳』に記載されている小社の一社「比比多神社」とされ、古くは「冠大明神」とも称していました。 所在地名の「…