
茶のくに「奥八女」、そこにある黒木は昔ながらの町並みを残すのどかなところです。
その黒木を通る時に、ちょいちょい気になっていた看板がありました。

「伝・安倍晴明塔」です。
気になります。
気にはなるのですが、なかなか場所が分かりませんでした。
ネットで調べても、場所がはっきりしません。
看板にある地図はかなりてきとうで、あてになりません。
とにかくウロウロとして探してみました。
いや実は、わりと早い段階で、気になる場所を見つけてはいました。
しかしここであって欲しくない、そんな気持ちもありました。
が、思い切って一歩足を踏み込んでみます。

見つけました、案内板。
雑木に埋もれています。
こ、ここなのか、やはり。。

およそ人が通る道ではありません。
そして今日は8月15日、お盆です。
やばい雰囲気満載です。

とりあえず足場が不安なので、登山シューズに履き替えて、軍手をつけて、登山用の杖を持ち出してきました。
思い切って歩いて行くと、なんとか人が通る道らしきものがあります。
やたら張り巡らされた蜘蛛の巣トラップを杖で払い除けて進みます。

200mくらい、時間にして3分くらいでしょうか、意外とすぐに目的地は見えてきました。

しかしすごい岩盤です。
歩道も枯葉で埋もれていますが、固い岩盤が覗いていました。
これ神籠石かもしれません。

目的の場所のちょい手前に新しい塔が立っていました。
五芒星がいかにもといった感じです。

おそるおそる足を進めます。
怖い。

ひと気は完全にないです。

ありました。

これが「安倍晴明塔」と伝わるもののようです。

ご神木らしきものも側にあります。

由来ははっきりしませんが、「五穀豊穣」と「火除け」のご利益あり、
前々から「晴明の塔」であると伝わってきたそうです。

参道は、特に入り口付近はめちゃくちゃ怖かったですが、
ここまで来ると不思議と安心感に包まれました。

まあ、お盆に晴明(?)の供養に来れてよかったのかも、です。
