
滋賀県近江市にピラミッドかと思える綺麗な円錐形の山があります。
標高350m、巨大な岩盤が露出したいかにも険しげな山が「赤神山」です。

そこに鎮座する「太郎坊宮・阿賀神社」は山そのものを御神体とする神社です。

「太郎坊」とは太郎坊天狗のことで、当時の修験者の姿を伝えたものだそうです。
修験の山らしく、参拝の道はなかなかの険しさです。

とにかく急勾配な階段を一歩ずつ登っていきます。

山の麓から階段を上るのですが、実は中腹まで車で行くこともできます。

階段はきついですが、途中途中に手水舎を始め見応えのあるスポットがあるのでいくらか気がまぎれます。

小さな祠がちらほら見え始めるころ、

巨大な岩が見えて来ます。

数十メートルはあろうかという大岩は「夫婦岩」と呼ばれています。

この夫婦岩の隙間を抜けると本堂があるのですが、悪心あるものは岩に挟まれるらしいです。

神が神通力で割ったと伝わる夫婦岩は「近江の高天原」と言われています。
ここを通る時は気持ちが軽くなるような感じがしました。

本堂にたどり着きました。

御祭神は天照大神の第一子「正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊」(まさかつあかつかちはやひあめのおしほみみ)、
略して天之忍穂耳(あめのおしほみみ)です。

創建には聖徳太子や最澄(伝教大師)が関わっていると云います。

しばし体を休め、来た方向と反対側の裏参道を下ります。

修験の山は福岡の英彦山などピリっとした雰囲気が漂うことが多いですが、ここは思ったよりも柔らかな空気を感じます。

裏参道には愛嬌のある像が幾つか置いてあります。

行きは厳しいが、帰りはなんとなく和やかになれる、そんな所でした。

