
平成28年2月8日月曜日、AM4:30
福岡藤崎の小さな神社、「猿田彦神社」は人で溢れ、ひと町内を囲うほどに行列ができていました。

この日は「初庚申」の日。
年6回の「庚申」の日、この猿田彦神社では「猿面」を求める人で賑わっています。

特に年の初めの庚申の日は朝5時半から神社が開かれます。
まして今年は申年とあって1時間前からこの行列になっているようです。

雪もちらつく中、寒さに耐えながらじっと待つ。

6時過ぎごろ、ようやく境内までやってこれました。
本当に小さな神社で普段は閑散としているのだけど、この日だけは所狭しと屋台も並んでいます。

手水舎の水も目がさめるほど冷たい。

いよいよ本殿が見えてきた。

猿田彦大神は道開きの神。
天孫降臨の際、瓊瓊杵命の道案内をしたと記紀が謳う神です。

そしてこの神社、この祭りを特別なものにしているのがこれ。

一つ1000円の「猿面」。
「魔が去る」ということで玄関口に掲げておくと、一年間(の有効期限つきで)魔を祓ってくれるそうです。
隣の大きな翁面は「猿田彦大神」の面で無期限の効果あり、3000円。
どちらも博多人形焼きで作られているそうです。

そして初庚申祭で頑張って並んだご褒美がこれ、「猿飴」。
猿面は年6回、庚申の日に買い求めるチャンスがありますが、この猿飴だけは初庚申の日のみしか手に入れられないそうです。

立春も過ぎ、これから暖かい春がやってきますように♪
