
好きになり過ぎた山形。
昨年10月から、この9月までの一年間で、地元福岡から訪れた回数4回。

そしてその4回のうち、出羽三山の最高峰「月山」へ登った回数、3回。
いったいどんだけ、

月山好きなんだ~~~~~~~~~

~~~ぁ!
と、赤面告白をしながら、三たび登って来ました。

今回選んだコースは最初に登った「志津リフト口コース」をチョイス。
序盤はなだらかな木道が続きますが、

やがて本格的な山道となっていき、傾斜の激しい岩場へとつながっていきます。

昨年10月の登山では、完熟の紅葉を見せてくれた月山。
完熟すぎて初雪(吹雪)のおまけ付きでした。

今回は9月中旬ということもあり、紅葉は期待していませんでしたが、成り始めの山紅葉は、それはそれで美しい景色を見せてくれます。

足が悲鳴を上げ始める岩場においても、

視線を移した先の紅が、疲れを忘れさせてくれるのです。



今日は基本的に晴れているものの、月山は標高1,984mの山であり、山頂は雲に覆われていることも少なくありません。

この日も日が差し込んでいるかと思いきや、急に暗い霧が覆いかぶさって来たり、身をとられそうになる風に襲われたり、油断できません。

月山の初心者用登山コースとして、登頂約2時間の、この志津リフト口コースと、
登頂約3時間の「羽黒山口コース」があります。

初心者用とはありますが、僕の感覚では宝満山を2回登るに等しいくらいのそれぞれのコース。

もういい、もうこれっきりで月山はいいだろう、といつも思いながら、
気付けばまた登っています。

そして心がくじけそうになる頃、ようやく山頂の神殿が姿を表すのです。

前回は解読不能だった芭蕉の碑も、

「雲の峰いくつ崩れて月の山」
はっきり見ることができました。

月山はほとんどと言っていいほど、山頂は雲に覆われています。

しかし風が吹きすさぶその時、

真の天空の神殿が姿を見せるのです。

恥ずかしがり屋な女神が見せる一瞬の姿。
今回の登山はこの景色を見るために登ってきました。
そしてまた彼女に会うために、度々僕は、この山を登るのでしょう。
完全に晴れ渡った時は、背後に鳥海山も見えるそうです。

紅葉もまばらではありましたが、緑の中に染まる紅は、侘びて美しさを奏でていました。

偲フ花様
いや本当に芭蕉の道程を巡っておられますね!
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そうなんですよね。
東北、大好きなんです。
3.11の傷跡はまだ残っていますが、たくましく、そしてとても親切な方が多いんです、東北は。
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私も被災地へは何回か足を運びましたが、皆さん本当に温かく親切でいて、逞しくですよね。
日本人に産まれてで本当に良かったと思います。
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