
大石林山の「奇岩・美ら海パノラマコース」をクリアし、深い「やんばる森林コース」へとやってきました。
ここから30分かけて山を下り、最初にマイクロバスに乗った地点まで戻ります。

「銭加那志」(ジンガナシイ)と名付けられた石が入口にありました。
ベールをまとって胡座をかいた観音様に見えるということです。

では出発。

やはりここでも、様々なネーミングの岩が紹介されています。

なるほど、とも思いますが、やや観光にすぎる気もしてきました。

南国の風合いを残しつつ、歩きやすいように整備されたやんばる森林コース。

6万本もの大小のソテツが岩の間から林立する群落を歩き、

巨大なガジュマルの森へと入っていきます。

この枝ぶり美しいガジュマルは「幸せのガジュマル」と名付けられています。

ここから先は「ガジュマルロード」と呼ばれ、7本の特徴的なガジュマルが見れるのだそうです。

続いて現れたのは、「ゲゲゲの鬼太郎」のロケ地が行われた場所でした。
そういえば実写化されていたな。

ここにあるのは「ムカデガジュマル」。

ガジュマルロード7本の中で樹齢200年の最も古い木だそうで、

長く生き抜く上で、いつしかムカデの足の様相になったようです。

この奇怪に曲がった木はハマセンダンの木。

その変わった形状から、人気の撮影スポットになっています。

謎深い「ひんぷんガジュマル」。

ガジュマルの周りに、ストーンサークルのような遺跡があり、その謎はまだ解明されていないのだそうです。

光を和らげてくれる「ガジュマルカーテン」と、

幻想的な森が続きます。

精霊の声が聴こえてきそうです。

「うつむく顔」

「悩める巨人」といった岩を通り過ぎると、

当コース最大のパワスポ、「御願ガジュマル」にたどり着きます。

願いや祈りを表す言葉を冠したガジュマルの大木は、正に神が形を成したかのようです。

ガジュマルには古来、沖縄の木の妖精「キジムナー」が棲むと云われています。

最初にこのガジュマルを見つけた時、スタッフがカメラを構えると、そのカメラが2台続けて壊れてしまったそうです。

これはいけないと、ウタを呼んで御願をしました。

すると無事、撮影できるようになったそうです。
いや、僕のカメラが壊れなくてよかったです。。

さて、「奇岩・美ら海パノラマコース」から始まった大石林山の探索も、まもなくゴール。

とても気軽に、お手軽に探索でき、ありがたいことです。

ただ当地も、斎場御嶽などと同様、本来はよそ者が気軽に立ち入って良い場所ではなかったはず。

そうした禁足地が次々と破られている昨今に、憂いを感じているのも事実です。

僕のやっていることとは完璧に矛盾しますが、やはり立ち入ってはいけない場所は、守られて然りだと思います。

もはや数少なく希少となった、日本の「生きた聖地」は、絶対に守らなくてはなりません。

偲フ花様
沖縄では随分いろいろ周ったのですね。
いつも大変良い記事、ありがとうございます。
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そうですね、しばらく沖縄に旅することもないと思いましたので、悔いのないようあちらこちらへ足を向けました。
沖縄シリーズはもう少し、続きます。
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