大田市仁摩町大国、県道31号線を車を走らせていると、岩が迫り出した標高153mの龍巌山が目に止まります。
この山の南壁には、樹齢数百年とみられるノウゼンカズラが這い、秋には赤く岩肌を染め、そのたたずまいの美しさから、「石見」の国号の発祥地と伝わります。
この龍巖山には世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」の構成資産の一つである山城「石見城」が築かれていました。
折り重なるように天に伸びる岩壁、
その頂部はまるで怪物が顎門を開いたように見えます。
これは「龍岩」と称され、山の名前の由来となったと思われます。
伝承によれば、昔、入海だったこの地にやって来た八束水臣津野命が対岸の駒繋岩に馬をつなぎ、小舟で龍巌山に渡ったとあります。
この時、「嗚呼、奇なるかな、岩見る国かな」と赤く染まる龍巌山を見て感嘆の声を発せられ、故にこの地は石見国となったと云うことです。
さて、磐座女子、また『続 石神さんを訪ねて』の大野女史によれば、この龍巌山の中腹に磐座を祀った神社があるとのこと。
参道はこれで合っているのだろうか?
合ってそうです。
厳かに立ち並ぶ、石の鳥居と狛犬群。
その先には急斜面を這うかのような石の階段。
急登!
まるで龍が這うかのような石の階段を、昼間も薄暗い山の中ひいこら登ります。
きっつ。
しかしかつてはこの階段すらなかったことでしょうから、整備された社家の方に感謝せねばなりません。
幸い数分で目的地が見えてきました。
龍巌山の中腹、巨岩に埋もれるように鎮座する龍巌神社。
上には巨大な質量を内包した岩が覆い被さっています。
主祭神は八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)。
参拝していると、ちょろちょろと水の流れる音が洞内に響いてきます。
この湧き水は夏でも枯れず、飲むと母乳が出ると信仰を集めるのだそうです。
この地のそばには八千矛山大国主神社があり、北東を目指せば静之窟、南西には温泉津の龍御前神社がある。
出雲の西の外れであり、この辺りは海家の五十猛らが住んだ場所でもあるのでしょうが、大田地区は何とも情緒深い所だと感じ入ったものでした。
ここ入り口だけで帰ってきてしまいました
午後スタートで登り4時半に下山、風呂入ってたら時間切れで大家姫神社明るいうちに回れなくてもう真っ暗
今度いつ行けるのかw
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Beautiful image 💚
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ここ大好きな場所なのです。
偲フ花ブログで
紹介していただける日が来るとは☆
ありがたいです(^人^)
数年前に塩爺をご案内したら
感動のあまりに、
「わしゃもう死んでもいい」と
仰られてましたよ(笑)
師匠に今死なれては
塩弟子としては困りますけど…(^^;
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momojiさん、おはようございます♪
大丈夫、この階段をのぼれるくらいお元気なら、あと50年は生きられるでしょう😊
話には聞いておりましたが、訪ねてみるとその質量に圧倒されました。また岩清水が絶え間なく湧き出ていて、素晴らしい所でした。三瀧神社と合わせて素晴らしい聖域です。
この2箇所を紹介するのは少し躊躇われもします。あまり有名になりすぎて氣が乱れてしまう恐れを危惧するからです。僕のブログを訪問の参考にされる方には、僕の志向を受け入れずとも良いので、最低限のマナーを心得て訪ねていただきたいというのがせつなる願いです。
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マニアックな祠ですね🦑
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