高知県安芸市の神秘、「伊尾木洞」(いおきどう)に行って来たっちゃ。
伊尾木洞は高知市から車で40分、55号線のすぐそばにある洞窟です。
以前この伊尾木洞内には、なぜか白肌の生まれたままの姿の女性があちこちにいらっしゃったとのことで注目を浴びていました。
僕が訪ねたこの日のご婦人は、55号線から伊尾木洞に向かう道すがらにお二人ご挨拶しただけで、他の方はいらっしゃいませんでした。はずかしがりやさん。
さて住宅街に忽然と現れたメイドインアビス。
これが伊尾木洞です。
落石注意、マムシ注意の看板がこわい。
内部はこんな感じ。
ひゃ~こわいっちゃ、助けて久米島仙人~っ!
しかし大丈夫。実際には洞窟部分は50mほどとなっています。
上から結構な量の水が滴っているので油断は禁物。
出口付近で龍か蛇か、はたまたう○このようなとぐろが現れました。
などとアホなこと言っている間に外に出ました。
すっご。そこはもう完全な秘境。
伊尾木洞は300万年前の地層が隆起し、波による浸食で生まれた洞窟なのだそうです。
特に伊尾木洞のシダの群生は、その多様性から国の天然記念物に指定されています。
伊尾木洞には大変多くの種類のシダが一ヶ所に共生しており、それが大変珍しいのだとか。
岩壁のぶつぶつ。なんじゃこりゃ。
それにしても周囲は住宅街なので、バイクの走る音やどこかで木を切っている音など、生活音が聞こえてくるのが面白い。
伊尾木洞内部はこのような原始林さながらの風景が広がっており、奥に500mほど進むと小さな滝があるそうです。
あるそうです、というのはこの日僕は、その滝まで到達できなかったからです。
立ち入り禁止のバリケード、なんかしらんけど撮影中なのだとか。
え~福岡から来たんですけど、ちょっとだけ滝のところまで行かせてもらえませんか、そう訴えてみましたがやはりダメでした。
まあ仕方ないと、とぼとぼと引き返すはめに。
ネットで奥の滝の写真を見てみたら、小ぶりながらなかなか綺麗そうです。
しかしここで引き返して、むしろ良かったのかもしれません。
車に戻った僕はやれやれと、次の目的地に向けて出発しました。
するとしばらく走ったころ、突然背中に悪寒が。
頭痛や熱が出るわけでもなく、ただただ背中が妙にぞわぞわします。
これってひょっとして、何かお持ち帰りしちゃったっちゃ??
僕はこれまで霊現象というものにほぼ遭遇したことはなく、せいぜい平将門の首塚後に高熱で倒れたとか、磐境神明神社後に肉を食いまくってぶっ倒れたとか、その程度しか思い浮かびません。
これが憑依現象なのかー、こわ~。せっかく賢見神社で御祈祷を受けて清い体になったばっかりなのに、悔やまれてなりません。
まあ、この後訪ねた稲荷社で背中のモノはすとんと落ちたように軽くなったので、大事には至りませんでした。洞窟はやっぱり、僕は相性がわるいようです。たぶん防御力が8下がります。
奥の滝は残念ですが、もう伊尾木洞には来ないだろうな、きっと。さらば、伊尾木洞。さらば、白い裸の恋人よ。