有馬温泉 金泉

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五条桐彦の、『有馬温泉で、パパ活っ!』

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日本三名泉のひとつ、「有馬温泉」(ありまおんせん)に来ました!わーい。

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今年の初夏のこと、こんなやりとりがありました。

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ということで、

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月光園 游月山荘』さんに、桐彦パパは奮発して宿をとったのでした。

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月光園さんは鴻朧館と合わせて、3ヶ所の風呂に入ることができます。
そのうち2ヶ所は、有馬温泉ならではの、「金泉」と「銀泉」両方を楽しむことができます。

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料理はメインメニューが用意されており、他はビュッフェ形式です。
ビュッフェも品揃えが豊富すぎて、夜も朝も、腹がパンパンになりました。

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有馬温泉は、兵庫県神戸市北区有馬町、六甲山地北側の紅葉谷の麓の山峡の標高350m~500mに位置しています。

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この地域は東西走向の断層からは低温泉、南北走向の断層からは高温泉が噴出するという稀な地形。
湧出口では透明ですが、空気に触れると赤茶色に着色する含鉄塩化物泉「金泉」(きんせん)と、炭酸水素塩泉と、ラジウムを多く含む透明な放射能泉「銀泉」(ぎんせん)を堪能することができます。

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この「金泉」「銀泉」という名称は、有馬温泉旅館協同組合の登録商標となっているそうです。

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有馬温泉街の高台に、秀吉が大茶会をひらいたという「温泉寺」があります。

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その横から、

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ぐい~っと登ると、

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「湯泉神社」(とうせんじんじゃ)が鎮座していました。

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有馬温泉の中心的な神社で、祭神は「大己貴命」(おおなむちのみこと)、「少彦名命」(すくなひこなのみこと)、「熊野久須美命」(くまのくすみのみこと)となります。

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神代の昔、大己貴・少彦名の二神が人々を病気から守るため、薬草を探の旅をしていた時、傷ついた三羽のカラスが赤い水を浴び、傷を治療しているのを見て、有馬の温泉を発見したと伝えられています。

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後に熊野信仰の影響を受けて、熊野久須美を併せ祀り、有馬温泉鎮護三神と呼ばれるようになりました。

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また湯泉神社は、子宝・子授けの神としても有名で、子宝に恵まれない人は、有馬の湯に浴し、当社で祈願すれば子宝に恵まれると伝えられていました。

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枕草子の三名泉にも数えられ、江戸時代の温泉番付では当時の最高位である西大関に格付けされた有馬温泉。

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奈良時代には行基が温泉寺を建立しました。
1192年(建久 3年)に仁西が戦乱で荒廃した有馬温泉を復興。湯治場としての原型を作ったと言われています。

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有馬温泉は長い年月の間で、繁栄と衰退を繰り返しますが、この有馬の湯をこよなく愛し、盛り立てた歴史上の偉大な人物のひとりが「豊臣秀吉」です。

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有馬川の浸水広場には、「太閤橋」と「ねね橋」が架かっていますが、

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麗しい姿で観光客にも人気の「ねね」像が見つめる先には、

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少し離れて、しょんぼりしたおじいちゃんが座っていらっしゃいます。

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これがかの太閤秀吉かと、観光客もしょんぼりするかも知れませんが、いえいえご安心を。
夜になればおじいちゃんは、

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『パリピ太閤☆』に大変身します!

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チャンチャン チキチキバンバン♪
最☆高に輝いてるぜ、おじいちゃん!

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豊臣秀吉は合戦や任官・家族の他界など、人生の節目ごとに有馬で湯治を行い、9回も有馬を訪れたと伝えられます。

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記録にある最初の有馬湯治は、明智光秀の軍を打ち破り、また柴田勝家、織田信孝などを次々と破って天下統一の地固めにもどうやら目途がついた天正11(1583)年のことで、秀吉は長らく続いた戦で疲れた心身を、天下に名高い有馬の名湯で癒したということです。

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秀吉は有馬に多大な援助を行い、近畿一円を襲った慶長伏見地震で被災した折にも、有馬温泉の根本的な改修工事にを指示しています。

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この秀吉の工事以来350年間、有馬町は一度も泉源の改修工事を行っておらず、この時の秀吉の英断がその後の有馬の繁栄を作り出したと言っても過言ではありません。

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有馬温泉街を散策していると、いくつもの温泉源を目にすることができます。

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有馬温泉は、地質学的には活断層(有馬高槻構造線)の西の端に位置しており、岩盤の割れ目を通って地下深くから温泉水が湧き出しています。

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有馬温泉の泉源は、7ヶ所あるとされていますが、 中心部のごく一部の地域では、80~100℃近い「高温泉」が湧出しています。

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有馬周辺に火山はないのですが、これほどの高温が湧出するようになったのは、秀吉が晩年に遭遇した慶長伏見大地震(1596年)の後だと古文書に記されているそうです。

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金の湯は赤く色づいているので、浸かった後は掛け湯をしなければ、衣服に色がついてしまうほどです。
その湯は街中を赤く染めているようでした。

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商店が立ち並ぶ湯本坂を上って行くと、979年に建立された「天神神社」が鎮座しています。

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祭神は「菅原道真」で、学問の神として、地域に親しまれています。

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しかしここで目につくのは、境内にある

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やぐらが組まれた有馬温泉の代表的な泉源のひとつ「天神泉源」です。

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ゴボゴボと湯のたぎる音とともに、煙突や周囲から、白い湯けむりが立ちのぼっています。
初秋の陽気に蒸気を浴びて、蒸し饅頭になる、パパとパパ活っ娘なのでした。

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4件のコメント 追加

  1. coccocan のアバター coccocan より:

    LINE、とても微笑ましく拝見しましたw 
    自分が親と関わらないように生きてきたので、「子供たちに甘いかな?」と思っていましたが、どこのお家も同じで笑っちゃいました。夫もそうですが、父親は娘に弱いですよねw 

    有馬温泉、有名なのに行ったことないんですよねぇー。「金泉」と「銀泉」、2種類のお湯が堪能できるなんて!! 源泉もこんな間近で見られて素敵な場所です♪

    いいね: 1人

    1. 五条 桐彦 のアバター 五条 桐彦 より:

      僕もようやく行きましたが、わりと行ってない人多いですよね。とてもおすすめですよ。
      付き合ってくれる娘をありがたく思うようにと、奴は言いますけどね😅

      いいね: 1人

  2. いいですね~、有馬温泉!!
    行きたいと思ってるのに、今だに行ったことありません。
    しかも、娘さんとのご旅行なんて、素敵すぎです(*^^)v

    有馬はやはり秀吉との縁が強いんですね。
    そういえば、天武天皇や持統天皇も有馬行ってましたよね?
    「天上の虹」にそういった記載があったような…(^-^;

    いいね: 2人

    1. 五条 桐彦 のアバター 五条 桐彦 より:

      昔は今みたいに湯が豊富ではなかったみたいなので、どこまで本当かは分かりませんが、いろんな人が来ているようです。
      有馬を天下に轟かせたのは、太閤様のお陰のようです😌

      いいね: 1人

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