宗像大社 高宮神奈備祭:八雲ニ散ル花 海祇ノ比賣巫女篇 03.7

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聖域にあるのは、夜の虫の音と木の精のささやき、神を讃える言の葉のみ。

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「宗像大社 辺津宮」に戻ってきました~っ!
今日は宗像大社で、ブラキリコ!

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PM 2:00
と、まあ、昼飯食べるために8kmほど歩いてきましたので、こちらで休憩です。

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ちょっとだけお勉強をして、甘いぜんざいをいただきました。
神在月、神在、じんざい、ぜんざい。。
そういや10月って、日本中の神様は出雲に行っちゃってるので、ここにはいないんじゃないんだっけ。
そんなことはありません。神様はいつだって、どこにだっていらっしゃいます。
そう、君の胸の中にも、ねっ。

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お昼を過ぎると、辺津宮境内にも、人が増えてきました。
しかし平日のせいか、思ったほどの人出ではありません。

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宗像大社の境内に、これほど出店が出るとは知りませんでした。

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本社では献茶祭が催行されていたようです。

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僕のお目当ては、これ。
朝から気になっていたんだよね。

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これほちいな~。。
くじを引きながら、巫女ちゃんに尋ねます。
「あの11等って、別に販売はされてませんよね」
「はい、くじだけです」

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なんて会話をしていたら、巫女ちゃんが僕の引いたくじを見て慌てて言いました。
「あ、当たりですっ!2等ですっ!」

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(ぶっ!)
思わず心の中の五条桐彦が、吹き出しました。

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そういや、朝、手を泥だらけにして、ゴミ拾いしたわ。
姫神さん、気を遣ってくれたんだろうなぁ。気ぃ遣いすぎやで。

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巫女ちゃんはカランコロンさせて、奥から大きな箱を取り出して、
「すごい、2等、これが最後なんですよっ!おめでとうございますっ!!」
って、大きな箱を僕に手渡してくれました。かわいい。

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僕のために喜んでくれる巫女ちゃんが可愛かったので、思わず僕は彼女の手を握りそうになりましたが、それをすると婦警さんに手を握られることになりそうだったので、グッと堪えました。
宗像の姫神様、ありがとうございます。
そして、めっちゃ微笑んでる(笑)

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PM 3:00
とりあえず女神小槌の入った大きな箱を車に乗せ、ふたたび境内を散策しては、ティーブレイクを繰り返し、のんびり1日を過ごします。

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この祭りの日は、境内の杜が美術館になるようで、随所に新鋭のアート作品が掲示されていました。
それらを眺めるのも楽しい。

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PM 4:30
僕は再び「高宮祭場」に足を運びます。
早めに来すぎたかな、と思いましたが、すでに列ができていました。

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今日は夕方6時から、ここで宗像大社 秋季大祭の締めくくりとなる「高宮神奈備祭」が行われるのです。

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PM 5:30
ぼうっと待つこと、1時間。どうやら開場するようです。

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闇に浮かび上がる、姫神のヒモロ木。

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どうみても若い木ですから、これが古代からあるわけではありませんが、それでも十分な神氣を感じさせます。

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祭壇には、供物も用意されています。

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静かに時を待つ人たち。
高宮の聖域は、さほど広い場所ではありませんが、後から並んだ人たちも十分に受け入れることができていました。
神の懐の広さを、実感します。

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PM 6:00
いよいよ祭りの時が来ました。

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颯爽と登場する、御神職の方々。氏子方。

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そして巫女さんたち。かわいい。

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まずは祓えの儀式が執り行われます。

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神は穢れを嫌われます。
神に愛されたければ、日頃より、穢れを積まぬ心掛けも必要でしょう。「お前がな」はい、おっしゃるとおりです。

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祝詞奏上。

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このような美しい時間が、あるものです。

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神に深く、深く、感謝申し上げます。

その後、氏子方を含む宗像の方々による歌が奉納されます。

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そしていよいよ祭り最後の奉納、

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悠久の舞(ゆうきゅうのまい)が始まります。

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ひときわ優雅ないでたちの、美しい巫女たち。

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秋の花、菊花の精霊が月夜に舞う。

世の末の 末の末まで 我が国は よろずの国に すぐれたる国

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巫女舞、神楽舞の起源は、岩戸隠れになった天照大神のため、天鈿女命(あめのうずめ)が舞ったことに由来するのだといいます。
アメノウズメ、その正体は、月読の巫女「豊姫」。ご本人もさぞ艶やかで麗しい、姫巫女だったことでしょう。

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「悠久の舞」は、昭和15年(1940年)に開かれた「皇紀2600年奉祝会」の際、時の楽長「多忠朝」(おおのただとも)によって作曲・作舞されたそうです。

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この時に一緒に創作されたのが「浦安の舞」で、「心が安らぐ」浦安と、「果てしなく続く」悠久は二身一体なのです。

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当初の悠久の舞は、男子4人で舞う「男舞」でした。
その後、悠久の舞はほとんど舞われる事がなく、昭和39年、東京オリンピック開催の折に「多静子」(おおのしずこ)氏が女舞へ改作し、奉納して以来、今の巫女舞の形になったということです。

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悠久の舞は、基本的には秋の舞ですが、祭りによっては春にも舞われるところもあり、その際の舞具は「桜」が用いられるようです。
桜の精霊が奏でる悠久の舞も、見てみたい。

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麗しい時間も、あっという間でした。
まるで夢を見ているような、幻想のひととき。

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宗像の姫神に感謝の言の葉を残し、宗像大社 秋季大祭「高宮神奈備祭」は終了と相成りました。

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4件のコメント 追加

  1. 不明 のアバター 匿名 より:

    narisawa110
    神紋の図柄がパッと見諏方梶に見えてしまう私w
    ホリックホリック

    いいね: 3人

    1. 五条 桐彦 のアバター 五条 桐彦 より:

      似てますよね〜😊
      御神木の楢の葉をデザインしたもののようです。

      いいね: 1人

  2. mame58 のアバター mame58 より:

    動画のアップ、ありがとうございます😊
    厳かな気持ちになりました。

    しかし、打ち出の小槌、大当たりですね。
    さすがです

    いいね: 2人

    1. 五条 桐彦 のアバター 五条 桐彦 より:

      みごと大当たりでした😊

      いいね: 2人

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