小笠原飯

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せっかく遠い島まで来たのだから、島飯を思う存分、食べたいものです。
が、おがさわら丸で一斉に人が流れ込む父島・母島での食事事情は、なかなかハードでした。
昼食をまともにやっている店は少なく、お弁当も早々に売り切れ状態。
夕食はどの店も予約で一杯。
メシ難民になりかねないのが小笠原旅なのです。

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そんな中で本当に助けられたのが、こちらのお店。
ハートロックカフェ」です。
同じ経営の「ハートロックヴィレッジ」は、お宿となります。

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ハードロックカフェの名物は「サメバーガー」☆

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サメに食われるか、サメを食らうかのスリリングな体験がキミを待っています。

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受付のお姉さんに注文します。

「サメのセットで」
「お飲み物は何にしますか?」
「島の風を感じるやつで」

そうして運ばれてきたのは、サメバーガーと熱々のポテト、それと小笠原産のマンゴージュースでした。

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ハートロックカフェさんは回転が早いので、満席でも断られる、ということは無さそうです。
しかもバーガー超美味しい。
オーダーを受けてから一つずつ丁寧に作っていて、とてもフレッシュなのです。
ガジュマルの木漏れ日の中で食べるバーガーも良し、
海の見えるテラス席で島夏の太陽を感じながら食べるのも良き。
サメバーガーは白身魚のフライのような、さっぱりとしたお味でした。

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さて、いつもの一人旅の感じで余裕ぶっこいてやってきた「洋風居酒屋 CHARA」さん。
17時開店よりも前に店に来てみましたが、
「今日はもう予約で一杯です」と。
なんですとーっ!!
ショックのあまり、地面のタイルに口付けする僕でしたが、お店の方が
「あ、ちょっと待ってください。18時15分までに食事を終えられるのなら、ひと席用意できます」
と親切に案内してくださいました。
僕の返事はもちろん”オナシャスっ!”
早く来て良かったーっ。

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なんとか食いっぱぐれずに済みましたが、どうしても食べたい島飯があったのです。
だけど明日も予約で一杯のようで困ったな。他の店もそうなのかな。
とりあえず注文したのは「島寿司」と「パッションフルーツサイダー」。
パッションフルーツサイダーも、”島っぽい飲み物”をという僕のオーダーへの、店員さんのアンサーでした。

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ガサワラに来たら、このヅケの寿司を食わねばなりません。
魚の種類はその時々で変わるようでしたが、この日の魚はなんだったかな?カンパチ?
味が染み込んだヅケの寿司は、とても美味しかったです。

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そして来ました、「亀刺し」です。これを食べたいと思ってました!
亀、そうウミガメさんです。
小笠原では数量限定で、この亀刺しをいただくことができるのです。

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ショウガ醤油でいただきます。
スッポンは食べたことありますが、ウミガメは初めての体験。
ドキドキしながら口に運びましたが、生臭いかと思いきや、あっさりとした味わい。旨し。
亀刺しは、馬刺しをもっと淡白にした感じでした。

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そしてもう一つの島料理「亀煮」(かめに)。
こちらもウミガメさんになります。
ウミガメさんごめんねー。今度龍宮に連れてってー。

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亀煮は少しあっさりめのモツ煮って感じでした。
カメって食べやすくて美味しいんですね。国際なんとか法みたいなのがあるので、普通は獲って食べちゃいけないんだけど、ガサワラでは調査のための捕獲が許されているんだそうです。たぶん。

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あとどうしてもスルーできなかったのが”刺身5点盛り合わせ”。
これ見たら、食べたくなっちゃうよねー。
そんで”ハーフ”ってのがあったので、それを注文しました。

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小笠原近海産の海の幸。
ハーフでもこの迫力。これでもう、小笠原飯は大満足でしょう。
しかし、明日の夕食はどうしようかな。

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ということで翌日の夕方、困った時のハートロックカフェさんにやってきました。
この店のおかげで、なんとかメシ難民を乗り切ることができましたyo☆

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選んだメニューは、メカジキのカツカレー。ディナーには十分です。
カレールゥはやや甘口で、島野菜をたくさん使ってしっかりと煮込んでありました。

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メカジキのカツはサクサクでジューシーです。
ドロリとしたルーは野菜の優しい甘さがわかる美味しさでした。

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ドリンクはバタフライピー島レモンソーダ。
レモンを絞ると、ボニンブルーのソーダが紫色に変化します。

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あと、小笠原でおすすめなのは、なんといっても南国系フルーツ。
大村のJAスーパーで冷凍のカットフルーツを見つけたら、買うべきです。

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ホットな島だから、冷たいフルーツがすぐにシャーベット状になります。

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島で美味しく育ったピチピチのスイーツちゃんをいただきます♪
小笠原だから楽しめる味は、探せばもっとたくさんあるんでしょうね。

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11件のコメント 追加

  1. coccocan のアバター coccocan より:

    洋風居酒屋CHARAさん、良いですねぇー。

    ここも絶対に行きたいです。

    ウミガメ、、、色んなところで見てきているので、罪悪感が半端ないのですが、許された土地でいただくのは、海の恵みに感謝なのでしょうね。是非味わってみたいです。

    いいね: 1人

    1. 五条 桐彦 のアバター 五条 桐彦 より:

      生のウミガメさんは、可愛いですからね。
      でもまた小笠原に行ったら、食べちゃうかもね。
      恵に感謝ですね。
      CHARAさんは予約必須です。

      いいね: 1人

  2. よれ のアバター よれ より:

    亀は恩返しを待つ身分です。
    佐多岬近くの田尻海岸で電灯に集まってくる孵化したての子亀を手提げ袋に集めて、海へ放流。
    もう15年くらい前の話なので、そろそろ恩返しあるかなーと。

    ちなみに「海豚」を食べたことがあります。(カタカナで書くのがなんとなく憚られるので、漢字で)
    煮込みだったので、カメと同じような感じで「ちょっと変わったモツ煮」でした。
    フカと同様、アンモニア処理が手間とのこと。頂いたのは福岡の焼き鳥屋さんでした。
    ※通常のメニューにはないです。
     当時の家の近所のお店で、いわゆる常連さんだったので大将からサービスでもらいました。
    (壱岐にルーツのあるお店で「壱岐では海豚料理あるよん」という話だったんですけどね?ググっても出てこないなぁ?)

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    1. 五条 桐彦 のアバター 五条 桐彦 より:

      壱岐では追い込み漁があったそうですね。
      動物愛護団体のクレームで大炎上したそうですが。

      いいね: 1人

  3. Tomi Kaneko のアバター Tomi Kaneko より:

    でた。。。私共食いです。 って過去何度も😜 お土産にカニ缶ならぬカメ缶も定番で、
    缶の絵見た友人に返品されて自分が食べることになりました😂
    実は馬刺し似で旨いんですよね、桜肉好きにはおすすめの逸品。

    かめさんの無情な分断:赤く生まれたら保護動物。青く生まれたら食べられちゃう💦
    ヅケは八丈の文化と同じく、「外用性回遊魚なんでもとりあえず穫れたやつ」といういい意味の雑さが好きです。

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    1. 五条 桐彦 のアバター 五条 桐彦 より:

      赤と青で運命が決まっちゃうんですね、知らなかった。
      2度ほどウミガメさんに会ったのですが、すぐに海中に逃げちゃって、写真撮れませんでした。
      嫌われちゃったかな😅

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      1. Tomi Kaneko のアバター Tomi Kaneko より:

        ざっくり赤青で書いちゃいましたが、近年のことで昭和中期までは赤も絶滅危惧種ではなく
        クセ強な肉食獣味な赤、さっぱり系の青は食べ物の習性が違うからだと教わりました。
        小笠原海域はもともと青が多いのと個体数から現在食用は青ということです😅
        年間135頭制限だったか…それよりは若干少ないと聞いています。
        ややぱさつくカジキはフライやバターソテーで。
        サメは処理鮮度が命!(アンモニア発生前に)で
        茨城県大洗辺りから福島浜通り、宮城もサメ肉料理割と見ます。

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        1. 五条 桐彦 のアバター 五条 桐彦 より:

          なるほど、以前山で食べたフカ料理とのさっぱり差の違いは、鮮度でしたか。
          ご当地物は感慨深いものがありますね😌

          いいね: 1人

  4. mame58 のアバター mame58 より:

    いいな、いいな、羨ましいな🎵🎶♪

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    1. 五条 桐彦 のアバター 五条 桐彦 より:

      良いでしょ♪
      頑張ったご褒美休暇ですからね、社長に大感謝です☺️

      いいね: 1人

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