
小笠原に来たなら、夜更かししよう。
満天の星空と不思議な生き物たちの世界へ、一歩だけ踏み込んでみる。
小笠原はヘビやクマ、イノシシもいないから、安心して夜を楽しもう。
小笠原は全てが僕らを歓迎してくれる。
ただし天候に恵まれたなら、ね。


小笠原旅の計画で、最初にぶつかる壁が宿の予約です。
小笠原村では、その希少な生態系を守るため、野営(キャンプ・野宿など)は村条例により禁止となっています。
なので、”おがさわら丸”のチケット予約の前に、宿泊予約をする必要があります。

ところが、この宿泊予約がなかなか大変で、シーズンなどはすぐに埋まってしまうので、早めの計画が大切です。
さらに1泊2食で3万円台ってところも少なくなく、中には7万円だとかいう宿もあります。
余裕あるリタイア組などは良いのでしょうが、そんなところに数泊すれば、僕みたいな庶民はすぐに破産してしまいます。

僕が利用させていただいたのは、相部屋でベッドを借りる、いわゆるドミトリー式のお宿「シャンティーバンガロー」さんでした。
父島の中心地・大村地区から離れた北袋沢にあり、とてもリーズナブルで、亜熱帯のジャングルと山々に囲まれた、ロッジ風の宿です。
小港ビーチまで歩いていくこともでき、素敵なロケーションなのですが、港から宿までの足を確保しなければなりません。
バスがあるにはあるのですが、本数が限られており、それで今回レンタカーを借りることにしたのです。

レンタカーを借りることにした1番の理由は、夕食を大村で食べて、シャンティーバンガローさんまで歩いていくのに不安があったから。
小さな島なのでイケるかな、とも思いましたが、アップダウンがかなりきつくて、ムリムリ。
レンタカーで大正解でした。
食事はキッチンが自由に使えるので、料理が得意な方は島の食材を買い込んで自炊するのも楽しそうです。
僕の朝食は、非常食用に持ち込んだカップ麺でしたけどね。
非常食というのは、天候が荒れた場合、おがさわら丸が出航できないと島の物資が底をつく、なんてことも起こりうると聞いたからです。
万が一の備えとして、カップ麺を2個ほど用意しておきました。

【2日目 PM 8:00】
さて、このシャンティバンガローさんは、「シャンティーボビーズ」というツアー企画もやっておられます。
夜はひとりで満天の星空を眺めても良かったのですが、せっかくなのでシャンティーボビーズさんでナイトツアーを申し込みしました。

まずは麗しの”ぺぺ様”に逢いに来たのですが、お分かりでしょうか、この写真の中に、”ペペ様”はいらっしゃいます。
ライトを消してみると、

ほらね♪

「グリーンペペ」とは小笠原の島民の人がつけたニックネームで、正式な名前は「夜光茸」(ヤコウダケ)と呼ばれます。
サイズは小指の爪ほどの小ささで、とても繊細なキノコです。
見つけて写真を撮るために枯れ草を除けようとして、ポロッと頭を落としてしまう、なんてことも有りがちです。

ペペ様は見つけても、撮影が難しくてね、ブレちゃったり、こんな味気ない写真になってしまいがちです。
でもね、ガイドさんが教えてくれたように撮ると、

お~、もののけの森のコダマさんじゃぁありませんか!
グリーンペペは素人ではなかなか見つけづらく、知らないうちに踏み潰してしまうことも有りがちです。
ナイトツアーでも必ず見られるというものでもありませんが、それでも経験豊富なガイドさんに連れて行ってもらうのが正解です。



次に連れて行ってもらった場所で、ガイドさんが赤いライトを照らします。
「ほら、そこ、そこ」
いや、何が?
目を凝らして見てみると、ライトの先にいたのは
天然記念物の「オガサワラオオコウモリ」さんでした。
オガサワラオオコウモリは小笠原諸島にのみ生息する固有種で、小笠原に最初からいた唯一の哺乳類なのだそうです。
翼を広げると約80cmにもなり、日本一大きなコウモリで、国の天然記念物に指定されています。
オガサワラオオコウモリは性格はおとなしく、飛んできて首をチューチューしたりしません。
頭が大きく愛らしいコウモリで、「空飛ぶキツネ」(Flying Fox)とか、果物を食べる姿から「フルーツコウモリ」(Fruit Bat)とも呼ばれます。
この日はタコノキの実を美味しそうにお食事する、貴重なオガサワラオオコウモリさんに会うことができました。


最後に訪れたのは、二見湾の一角、「とびうお桟橋」と呼ばれる場所です。
なんだかちびっ子らが、夜に集まっています。
なんだろうか、と見てみたら、
水族館さながらの天然水中ショーが行われていました。
ここは珍しい魚類が寄ってくる不思議な桟橋で、運が良いとシロワニ(サメ)やウミガメもやって来るのだそうです。
本当に不思議に満ちた小笠原、夜もたっぷり楽しめたのでした。

ここのお宿と、ナイトツアー、ブックマークしました☆
動画から聞こえる会話が楽しく、興奮具合がわかります♪
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お宿は値段は高くなりますが、個室もあったと思います。
coccocanさんなら、地元食材で美味しい料理ができそうですね😋
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コテージ1棟貸し切りできるようなので、家族4人で行けば高くないなぁーと思いました。
誰かと二人でも、キッチン付きだということで、地元食材が楽しみで仕方がありません♪(包丁4本と鱗とり、骨抜きも持って行きますw)
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さすがです😊
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💚
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マックイーン
こちらでのコメント失礼致します。Xの更新がないなーと心配になりブログに来てみたら、乗っ取られしまったんですね。ある意味世界から認められたという事でしょうか。
小笠原旅行とは羨ましい。
カップ麺でも落ち着いているところ、流石です。
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こんにちは。
コメントいただけて良かったです。
そうなんです。それで新しいアカウントを作成して、マックイーンさんをフォローしてみたんですが、ちょっと変なんですよね。
“マックイーン”でアカウント検索しても出てこなくて、五条桐彦の前のアカウントからフォローワー伝ってフォローしたんですが、マックイーンさんの写真がセンシティブだとかなんとかでタップしないと見れなくなっちゃってて。
最近やたら怪しいフォローも多いし、Xなんだか気持ち悪くって🥺
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