
“小笠原に来てやりたい10のこと”を書いたなら、10人中10人が”泳ぎたい”って書くよね。
この島の目の前には、美しいボニンブルーの海がどこにでもある。
でも小笠原ならさらに、”どう泳ぎたい?”っていう選択肢が増えるんだ。
砂浜で海水浴するのか、シュノーケリングで魚と戯れてみるのか、さらに深くスキューバダイビングをするのか、限られた時間の中でどれにしようかと迷ってしまう。
だけどせっかくなら、他の海ではできないことをしてみたい。
そう、あのコたちと一緒に泳ぐ、憧れてた夢をこの島で叶えよう。


小笠原に来れたなら、僕にはどうしてもやりたいことが二つありました。
一つはイルカと泳ぐこと。
もう一つは南島に行くこと。
ならこの二つを同時に叶えるツアーはないものかと探したら、あったよね。それもたくさん。
どうやら僕と同じことを考える人はたくさんいるみたいで、ドルフィンスイム+南島上陸のコースは、かなり人気のアクティビティのようでした。

たくさんの企画する会社やショップがあり、どこが良いのか迷います。
多分どこの企画でも、僕らの願いを十分叶えてくれるのだろうけど、たまたま僕が予約したのが「マッチの星空屋さん」でした。
なぜマッチの星空屋さんにしたのかはよく分からないけど、ピンと来たんでしょうね、きっと。

【3日目 AM 7:30】
マッチの星空屋さんの陽気なオーナー”マッチ”さんが宿まで車で迎えに来てくれて、参加者が揃ったところでボートに乗り込みます。

最終目的はイルカと泳ぐことですが、その前に練習を兼ねてシュノーケリングを楽しみます。
僕は学生の頃は水泳が得意でね、素潜り・シュノーケリングは結構やっていたんですよ。
映画『グランブルー』を見てからは、ジャック・マイヨールにハマりまして、マイヨール仕様の超ロングフィンも、まだ戸棚の奥に閉まってある。たぶん。
PADIのスキューバライセンスも取得したんですけどね、もう海から離れて30年近いわけで、まだ泳げんのオレ!?って思っていたんですよ。
それで近所の市民プールに何度か通ってね、練習もしてきたわけです。
その甲斐もあって、なんとか泳げてますね。
足が水面をバチャバチャやっちゃって、インストラクターの小麦色のマーメイド”こころ”さんに怒られちゃったけどね。
いや別に怒られたわけではないけど、バチャバチャしない方が効率よく泳げますよってね。
うん、そう。
ともあれ、ひっさしぶりの海の世界はとても綺麗で、やっぱ良いなと思いました。


ひとしきりシュノーケリングを楽しんだあと、僕らを乗せた”マッチー号”はさらに北へ向かいます。
そこに見えた、黒い影。
何これ、めっちゃ飛ぶやん。
このコたちは”ハシナガイルカ”と言って、少し小ぶりなイルカさんです。
ハシナガイルカは”Spinner Dolphin”(回転イルカ)と呼ばれ、スピンしながらジャンプするというアクロバティックな行動を行うのが特徴なんだそうです。
なぜジャンプの際にスピンするのかはわかっていないそうですが、海中に大きな泡を作り、それが群の中での反響定位の目標物となる、という説があるのだとか。
見ている分には、単に楽しく遊んでいるように見えますが、ね。
とにかく終始飛び回っていて、
心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~
って、ちょっぴり”そらくん”を思い出しちゃいました。


さて、ついにイルカと泳ぐ時が来たのですが、肝心のイルカさんたちの姿が見えません。
一緒に泳げるイルカは、”ミナミハンドウイルカ”といい、先ほどのハシナガイルカとは別の種類です。
ミナミハンドウイルカは性格が穏やかで、人が近づいても怖がったりしないようです。
1時間近く探し回ったでしょうか、ついにミナミハンドウイルカがいるという情報が、マッチ船長の元に届きます。やったー。
そしてイルカを見つけたらまず、船の上からゆっくり観察。
背びれを見失わないようにして、イルカたちのコンディションをうかがいます。
そしてそ海に入り、夢のドルフィンスイム!
・・・
僕の稚拙なテクニックでは、これが精一杯でした😅
ボケボケではありますが、なんとなくイルカさんと泳いでいる雰囲気は伝わりますでしょうか。。
すると小笠原の麗しきマーメイド”こころ”さんが、この時の写真と動画を貸してくださいました。
「ご自由に♡」って。神!
その映像がこちらです。どうぞ、ご覧ください。
おおー、これですよ♪
こんなのを僕も撮りたかった。
イルカさんたちは僕らに合わせてか、ゆっくりと泳ぎ、そして深海に誘うように、深く深く潜っていきます。
イルカさんたちはとても息が長く、しばらく潜ってはまた水面に浮上してきます。
その水面に来た時に合わせて、数人ごとにイルカに会いに行くのですが、若かりし頃の僕であればもう少し一緒に潜ってついていけたのに、それだけが残念でした。
なんと愛らしい生き物たちなのでしょうか。
彼らのそばにいるだけで、優しい気持が溢れてきます。
イルカの放つ癒しのオーラはすごいね。

小笠原ではミナミハンドウイルカ一頭一頭に名前をつけて、大切に見守っています。
ツアーの後でこころさんが、今日の行程と、出会ったイルカさんたちの名前を教えてくれました。
ドルフィンスイムは小笠原のアクティビティの中でも、最も人気なものの一つで、大勢の人が参加を希望します。
だからこそ島の人たちはルールを設け、イルカたちに負担のないように多くの配慮をされていました。
イルカに触る、などの行為はもちろん厳禁ですが、実際に真横で一緒に泳ぐと、至福の感動が全身に満たされます。
イルカさんたち、僕らに付き合ってくれてありがとう。
そしてマッチさんとこころさん、ありがとうございます。「マッチの星空屋さん」にお願いして、良かったです。
この日、若い頃からの夢が叶って、僕は少しだけジャック・マイヨールになれたのでした。


野生のイルカは遠目から見たことはありますが、こんな近くで‼
すっばらしいですね。目が離せないです。
ルールを守って、自然の動植物と共存していく。そうありたいです。
私は「好きな映画は?」と聞かれると「グランブルー」と言います笑(そもそも見ている映画の本数が少ないのですがw)
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九州の天草もイルカウォッチングが盛んですが、こんなにアピールしてくれるイルカはそうそういないですね。
本当に楽園のようなところです、小笠原は。
叶うなら、冬に行って、今度はクジラに逢いたいです♪
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夏と冬で楽しみ方が違いますよね。冬の星はもっときれいでしょうし。
イルカと泳ぎたいと思ったのですが、家族4人で日程合わせるならば、次女が卒業前に行き、クジラを見るのも良いなぁーと考えています。
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冬は流石に海に入るのはハードル高そうですが、気候は温暖だといいますし、また別の楽しみがありそうですね。
小笠原のイルカは、他所で見るものとはまた違った元気な姿が見れましたが、クジラはそうそう他では見れないですからね。
ああ、冬に行きたい♪
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種子島の南端の漁港(ロケット発射区域なので一般人は立ち入り禁止、ロケット打ち上げ関係者とそこの漁港の所有者のみ入れます)でのこと。
とあるロケット打ち上げ技術者が休みの日に(ロケット打ち上げ時は最低でも1か月以上島暮らしだったそうで)素潜りをしていたところ「サザエ」「アワビ」がゴロゴロ~と。
たまたま海辺にいた漁師っぽいおじさんに聞いてみたところ「素潜りで採るんなら今日だけはワシが許可するからいいよ」って言ってくれたので、、、
20個ちかく採って浮上したのでおじさんがびっくりしたそうで。
「まさか素潜りでそんなにたくさん採ってくるとは思わんかった、、、けど許可したし今日だけやぞ!」
ダイビングの話でそんなことを思い出しました、というだけのネタです。
※とあるロケット打ち上げ技術者=元・旦那ですが、もう常世に行っちゃったので、たぶん「常世のキハ40」に乗って北海道旅行していると思います 笑
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良い思い出ですね☺️
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よれさま
横から失礼いたします😅
>たぶん「常世のキハ40」に乗って北海道旅行
ブログお読みいただけてますでしょうか☺️ ありがとうございます。
私はつくば担当ですが、JAXAの仕事も外部ですがさせていただいております。
来週もISS関連で参ります。種子島も海綺麗ですね✨️
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💜
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イルカ🐬ちゃん、いっぱいいるじゃあーないですか!!
動画ありがとうございます😊😊😊
回転ジャンプ、すごかったです。
それにお顔がよくみえるほど、近くに来てくれるんですね。あー羨ましい(足、バタバタ)
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すごいですよね。
以前有明海のドルフィンウォッチングに参加しましたが、小さな背ビレがチラリと見える程度でした。
ぜひマメさんも行かれてください、感動しますよ😊
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