2025年9月8日、宮崎の桑野内にやって来ました。

これは古戸野神社（ふるどのじんじゃ）の集会所みたいな建物。

そのガラスには、阿蘇の霊峰が映っていました。

昨年末から何度、桑野内に来たことか。
まさかこんな一年になるとは思ってもみませんでした。
今回は月に誘われて来ましたので、お盆に帰って来た”うさぎ”（そらくん）を追って、僕はここまでやって来たのかもしれません。

そう、本日は旧暦でいうところの7月16日なのです。

古戸野神社であるお墓を見つけました。

これ。

佐織さんから、古戸野神社の奥にたくさんの墓石が転がっていた、という話を聞いていましたので、これらがそうなのかもしれません。

このお方は佐織さん曰く、彼女の5代前の人で古戸野神社最後の御神職ではなかろうか、とのことです。
いろいろな情報とタイミングが重なって、今日偶然にも、お会いすることになりました。

お盆というのは、旧暦の7月13日から16日のことで、中でも16日は送り盆といって先祖の霊を送り返す日となります。

月の暦であった”旧暦”から、今の”太陽暦”に変わり、地域によっては新暦の7月13日から16日にお盆を行うところもあります。

しかし一般的には、旧暦はだいたい1月ほど遅れるということから、新暦8月13日から16日までをお盆とすることが多くなっています。

光差す古戸野神社。

ここはいつ来ても清々しい、特別な空氣に満ちています。

今日は日曜日なので、お隣の神話観光地は人で賑わっていることでしょう。
こんな日でも、ここが静謐なのがありがたい。
身勝手は承知しておりますが、真の聖域とはこうあって欲しい。

地域の人たちにしてみれば、もっと賑やかになってお金が落ちてくると嬉しいのかもしれませんが。

9月とは言え、君たちもまだ暑そうね。

最近見つけた猫さん。

いつ頃、誰が彫ったものでしょうか。

とても神秘性がありながら、どこかお茶目な古戸野神社。

それはそのまま、こちらの神様の大らかさを表しているのかもしれません。

古戸野神社に祀られる神は、どうやらカグツチさんのようです。
火の山を収めるために、火の神を置いたのか。

桑野内には、高千穂よりも古い神楽の歴史もありました。

日差しが強いので、オーブかオーラか、そんな感じの写真も撮っておきます。

暑いけど、風が気持ち良いね。

高天原に来ました。

今日は親子3人ともお揃いです。

鈴さんを見送りに、ここへやって来ました。
もちろんお会いしたこともない方で、馬の骨の僕なんかが出過ぎたことなんですけどね。
しかし、なぜか一枚の鈴さんの写真がずっと心に残っていてね、本当は群馬に行きたいほど、胸がざわつくのです。

昔々は、この場所も橋本家の敷地だったということ。
鈴さんもここから、阿蘇に向かって祭祀を執り行っていたのかもしれません。

ここのところ、いろいろとフラグが立って来ましたが、というより佐織さんがブスブスと僕にフラグを突き刺して、お子様ランチのケチャップライス状態なわけですが😆、こうなったら全部回収するのみ。
まあ、なんとかなるでしょ。

さて、明日からも頑張るか。

二神神社にも参拝に来ましたが、こんなことになっていました。

鳥居からは入ってよいのかな？大雨で被害があったのでしょうか、心配です。
敷地を荒らしても良くないので、境外から遥拝します。

ところで旧暦はだいたい1ヶ月遅れだと言いますが、実際はもっとずれていたりします。
今日が旧暦の7月16日なわけで、本来の送り盆の日は今日じゃないかと、思ったわけです。
日曜日だったけど、ちょうどお休みをもらえていたので、良かった。

旧暦とは”月の暦”なわけで、つまり今日は満月でもあります。
さらに驚くことに、夜更けに皆既月食があると言うんですよね。できすぎだな、鈴さん。

送り盆では、現世で過ごした先祖の霊をあの世へ送り出すために、”送り火”を焚きます。
お盆中に一緒に過ごしたご先祖に感謝し、「また来年もお越しください」と再会の願いを込めて。
火のように真っ赤に染まった常世の入り口を眺めながら、彼女とそらくんにまた会えますようにと、僕もそう願っていたのでした。