
「五条くん、2週間休んでいいよ」
と突然、社長からいただいた、僕の”一生で一度”かもしれないご褒美休み。
心の準備も整わぬなか、僕は憧れの小笠原諸島へと旅立ちました。
小笠原へ行くには、基本的に6日間を要します。なのでこのご褒美休暇でしか行くチャンスがありませんでした。
しかし、あれ?あと1週間余るよね。
そう、僕がいただいたご褒美休暇は2週間。せっかくの小笠原なので、2クールを小笠原で過ごすという選択肢もあり、それが正解だったのかもしれません。
より深く小笠原を巡ることができただろうし、”おがさわら丸”が父島を出港したあとの、静かな小笠原も体験できたことでしょう。
ではこのチャンスに、1クール6日間の小笠原が間違いだったのか、というとそうでもありません。
なぜなら”可愛いさん”に出会えたから♪
というのもありますが、何より「一生に”もう一度”小笠原に行きたい」という、次の目標ができたからです。
旅は完全完璧なものよりも、未練を残すくらいがいい。
ということで、僕は休みの後半、新千歳空港に降り立って参りました。
なぜ千歳かというと

この『秋の利尻島・礼文島と日本一早い大雪山の紅葉4日間』のツアーを申し込んでいたからでした。

南の果てまで行ったのなら、北の果てまで行ったらいいじゃん!
そういうわけでぴったりのツアーがあったのです。

行程はこんな感じです。
千歳から一気に稚内に行き1泊。
礼文島・利尻島を巡って1泊。
稚内観光して層雲峡で1泊。
黒岳ちょっと見て千歳から帰路へ。
ツアー客は見事にジジバ、お父さんお母さんたちばかりで、”可愛いさん”は一人もいませんでした。
これで皮膚呼吸さえも憚られるような細心の注意をはらう心配はなく、ひと安心です。

北海道あるあるだけど、簡単に移動できると思ったら間違いだからね。
稚内は遠いんよ、ほんと。

昼過ぎに出発した観光バスは、ひたすら北を目指して走ります。

途中で北海道留萌郡(るもいぐん)小平町(おびらちょう)にある「旧花田家番屋」(きゅうはなだけばんや)に立ち寄りました。

これは日本最北端の国指定重要文化財の建物で、明治期のニシン漁の作業場兼宿泊施設です。

正面の海岸には、平和への祈りの碑や

「三船遭難慰霊之碑」(さんせんじゅんなんいれいのひ)が建てられています。

第二次世界大戦終戦後の昭和20年(1945年)8月22日、樺太からの疎開する老幼含む女子らを乗せた「小笠原丸」、「第二号新興丸」、「泰東丸」が航行中、旧ソ連軍の潜水艦から攻撃を受け、小笠原丸と泰東丸が沈没。1,708名以上が犠牲となりました。

疎開船は白旗を掲げていたにもかかわらず、国籍秘匿の潜水艦がこれを撃破し、さらに浮上して、波間に漂う人々に機銃掃射を加えたともいわれています。
この三船を攻撃した潜水艦については、公式には今もって「国籍不明」とされていますが、平成4年(1992年)にソ連太平洋艦隊の潜水艦による攻撃であったことが確認されました。



再びバスが走り出すと、3つの島が見えてきました。
天売島(てうりとう)と焼尻島(やぎしりとう)、

それに利尻島(りしりとう)です。
この場所から利尻富士が見えるのは稀なことで、幸先の良さを感じました。

とは言っても、この日はひたすらバスで走り、宿に着いたのが夜9時過ぎ。
急いで食事を済ませ、11時半までの大浴場に入り、翌日朝6時にはロビーに集合しなければなりません。
さすがバスツアーの濃密スケジュール。

毛蟹やタコしゃぶといった美味しそうな夕食が並んでいましたが、ホテルの人も片付け巻き気味で、慌てて食事を済ませます。

こんな時に、よりによって手間のかかる毛蟹とは。

まあせっかくなので、美味しくいただきましたけどね。

デザートは噂のセイコーマートに出かけてきました。

北海道に個人旅行で行くと、セイコマがお食事方面での旅の友ですね!
(お値段高いけど、筋子おにぎりがやっぱりおいしい)
KANEKOさんのルートと同じ行程も経験済です。
(ので「えっ、オホーツク廻りで層雲峡行けるん?」と同じ疑問が浮かびました 笑)
人生の先輩方はタフだなーと、時折団体旅行に行くとしみじみ思います。(マイ母も含め)
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行けちゃうんですよね。
とは言っても、運転したのはバスの運転手ですが😅
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もー、ナンテコッタイ! 南の果から北の果て。
この地域はここ4年ほど訪問機会が多く、手に取るように距離感もわかります【無茶苦茶です】
旭川駅前でレンタカー屋オープン時間に借りて名寄で歴史の数々見て、羽幌天塩オロロンライン・稚内・宗谷岬だけでもう夕方必至。
まさかの島巡りまで入っているツアー考えた会社表彰状モノです😜
昨年は島は無しにして、オホーツク海へ出て枝幸・雄武・紋別から興部経由しましたが
このルートだと層雲峡着けるはずがない!
と、コースマップ見たら浜頓別から音威子府名寄経由でギリ間に合うのかと😅
ひえええ、この先の道中も楽しみです。
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ほんと無茶苦茶なツアーだな、と思いながら申し込みました😄
よくこのハードな行程に、ジジバ、お父さんお母さん達もついていけたな😅
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🐥蛸しゃぶ、毛蟹、それと肉…美味そう🐣それだけは分かる。美味そう…🐥
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旨し。
秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬるやうに そこはかとなく 旨し😋
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