佐賀インターナショナルバルーンフェスタ 2025

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「バルーンさが駅」は、佐賀の嘉瀬町大字荻野にある「九州旅客鉄道」(JR九州)長崎本線の駅で、毎年行われる『佐賀インターナショナルバルーンフェスタ』観覧客のために設けられる臨時駅です。

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と、いうわけで、2025年文化の日、娘に誘われて僕は、嘉瀬川河川敷にAM6:30に来ていました。

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ワラワラと人混みの流れに合わせて、対岸まで1kmは歩いたでしょうか。

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おー、やってるね。

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撮影スポットに到着すると、すぐに一機飛び立ちました。

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これは、バルーン競技の中の「フェスタ部門」と呼ばれるもので、競技とはなっていますが、点数を競い合うものではありません。

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会場に集まる多くのお客さんの前で、「ゆっくりとフライトしたい」というバルーニストがエントリーするものとなっています。

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ゴォーっと炎で気球内の空気を温める様も、すごい迫力。

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この対岸の場所は嘉瀬川に映る気球の姿も美しく、絶好の撮影スポットになっています。

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ふわりふわりと飛んでいく気球が、解き放された風船のようで、とてもロマンティック。
グッバイ、バルーン🎈

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空に舞う気球は、色やデザインもカラフルで、見る者を楽しませてくれます。

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この時の地上は、風はさほど感じられませんでしたが、上空ではそこそこ強い風が吹いていたようです。

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熱気球は風の影響を受けますので、天候によって中止となることも多々あります。
開催の可否が直前にならないとわからないのも、辛いところ。
遠路はるばる早朝に、人混みの波をくぐってやっとの思いで来てみれば中止、なんてこともよくあることなのです。

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無事に見れて良かったよ。

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ブラブラと歩いて競技エリアであるローンチサイトへ。
すると、たくさんの熱気球が風上からやって来ました。

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これから行われるのが、バルーンフェスタのメイン競技となる「パシフィック・カップ」(Pacific Cup)です。

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佐賀インターナショナルバルーンフェスタは有名になり、一大観光イベントとなっていますが、本来は競技大会なのです。
昭和55年(1980年)に佐賀で大会がスタートし、昭和59年(1984年)にはアジアで初めての国際大会として開催されました。

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競技は地上にある×印の場所に近づき、マーカーの入った布袋をそれに向かって投げます。
その地点がいかに×印に近いか、で点数を競い合います。

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熱気球はハンドルがあるわけでもなく、バーナーによる気球の上下運動しかコントロールできません。
あとは上空の幾層にも分かれて流れる風向きを掴んで、進むのです。

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そのため、×印に近づくのは、とても難しいことになります。

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×印に近づけずに終わる選手も少なくないのですが、

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それでも果敢にマーカーをトスします。
その勇姿に、観客からは拍手喝采!

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トスされたマーカーは、時には観客席の方に落ちてくることもあります。
しかしこれも計測をするため、係の人が回収するまで、決して触れたり動かしてはなりません。

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今回のパシフィック・カップで一際盛り上がりを見せたのが、この方。

藤田雄大(ふじたゆうだい)選手で、2008年に日本選手権で最年少優勝、2012年世界選手権では3位で日本人初のメダル獲得、そして2014年世界選手権では日本人初の優勝を果たしたすごい人です。

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今回も×印に最も近接したひとりで、マーカーはもう、余裕の”置いて来た”感じ。

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嘉瀬川河川敷は、北側に脊振山地、南側に有明海が位置し、細かな風の変化が起こりやすいのだそうです。
地上では風を感じないレベルでも、上空にはいくつもの風の層が重なり、時間とともに変化します。

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トリッキーな風が吹く佐賀の秋空でのこの競技は、選手にとって腕の見せ所で、さらに多くの観客が集まることでテンションも上がってきます。
たくさんの熱気球の動きを見ていると、見ることのない風の流れを感じることができます。
ナウシカもこうやって、風を掴んでいたのだろうね。

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世界的にはまだマイナースポーツであるバルーン競技ですが、ここに集まる観客たちの熱気が「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」に世界から選手が集まる理由のひとつとなっています。
僕は今回初めてバルーンフェスタに来ましたが、これは一度は見ておくべきだと、感じました。

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競技で盛り上がった後は、物産コーナーで佐賀のおばあちゃんが作った味噌汁と高菜めしを二人で食べました。
その後は再びメイン会場の方へ、足を向けます。

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すると、そこには、アニメのキャラクターやさまざまな動物のバルーンが係留されていました。

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これは「バルーンファンタジア」と呼ばれるイベントで、子供達にも大人気のようです。

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期間中は他にも様々なイベントが場内外で行われており、1日たっぷり楽しむことができます。

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人混みが嫌いな僕ですが、嘉瀬川河川敷はとにかく広いので、まあそれなりにのんびりできます。

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小笠原白鳥山登山を終えて、ちょっぴり燃え尽き感のあった僕ですが、良い気晴らしになりました。
やっぱり、佐賀は良いね♪
I ❤️ SAGA💕

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6件のコメント 追加

  1. よれ のアバター よれ より:

    かつての自宅(筑紫野)最寄駅から始発でバルーン佐賀駅まで行って、7時頃に博多駅へ向けて通勤した思い出が。(朝ごはんは鳥栖駅うどん😄)
    佐賀の人たちはこの時期だけですけど、通勤通学時間にバルーン見物できるので凄いねーって思いました。

    いいね: 2人

    1. 五条 桐彦 のアバター 五条 桐彦 より:

      確かに出勤前に見れますね😙

      いいね: 1人

  2. Tomi Kaneko のアバター Tomi Kaneko より:

    もう10年以上前ですが参りました。すごい人気で佐賀に宿は当然取れず、博多から臨時列車でるほどでしたが
    行った甲斐はありました☺️ この空気感は実見しないと伝わりにくいものですよね。
    かつて北海道で熱気球に旅行誌むけとして釧路湿原撮影に搭乗したのを思い出します✨️

    いいね: 1人

    1. 五条 桐彦 のアバター 五条 桐彦 より:

      さすがkanekoさん、熱気球に乗った経験がおありなのですね!
      僕も一度、乗ってみたいです♪

      いいね: 1人

  3. 三九郎 のアバター 三九郎 より:

    登録チャンネル一覧の所に、気球の動画が上がってきたので、「おっ、今度は五条さんはいづこへ?」って思っていました。

    藤田雄大選手の×印への置きに行く感じは、素人目線ながら、ウォ〜と唸りましたねw

    そうそう、Xの交差紋とは…って、そっちでは無かったですね😅

    いいね: 2人

    1. 五条 桐彦 のアバター 五条 桐彦 より:

      あ、そうか、その発想はなかった×😄

      いいね: 1人

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