日頃より『偲フ花』を応援いただき、ありがとうございます。そして私「五条桐彦」の初となる著書『人麿古事記と安万侶書紀』をお買い上げいただいた方、心から感謝申し上げます。この本を書くきっかけとなった、斎木雲州氏との奇跡のよう…
カテゴリー: 聖地巡景
海ならず たたへる水の底までも 〜太宰府ノスタルジア
「海ならずたたへる水の底までに清き心は月ぞてらさむ」 海ほどに深く湛える水の底にあろうとも、私の心が清きことは月が照らし明らかにしてくれるであろう。「東風吹かば…」と双璧をなす菅原道真の名歌です。 この世界はどうにも、ず…
ありきたりなパワスポではもう満足できないあなたへ 〜日本信仰の原点「霊山」を訪ねるディープトリップ
日本というのは不思議な国で、こんな小さな列島に、八百万もの神々が住んでいます。神の発祥は自然崇拝にあるとしたなら、それはひとえに、この小さな島国に、大陸並みの自然が凝縮されているということを表しています。日本人はこの大自…
邇弊姫神社/新具蘇姫命神社
島根県大田市長久町土江の「邇弊姫神社」(にべひめじんじゃ)に立ち寄らせていただきました。 ここは3年半前、『人麿古事記と安万侶書紀』出版の御礼旅の時にモモさんに教えてもらい、気になっていた神社でした。 当社は清和天皇の御…
”おさひめさん”めぐり 後編:八雲ニ散ル花 番外
多根から「佐比賣山」(さひめやま/三瓶山)へ向かう途中、上多根字立石原(かみだねあざたていしはら)という所に、「立石神社」というものがありました。 神社とは言っても、小さな小屋と磐座があるばかりです。 『島根県安濃郡誌』…
”おさひめさん”めぐり 前編:八雲ニ散ル花 番外
石見銀山の佐毘売山神社は、全国一の規模の山神社という位置付けであったようです。佐毘売山神社が現在の形になる前は、かつては須勢理毘売命に寄せた信仰があった様です。穀物神であり、水神であり、三瓶山の多根にシャーマンの伝承が残…
藤憑祠:鶴岡南八幡神社
明治三十年頃、石見国大田町なる南八幡社の石崎社司が、境内の裏手にある石宮の台石が腐触したので、氏子の田原嘉惣兵衛なる石工を傭うて、台石の修繕をさせることにした。 その日、嘉惣兵衛は道具を携帯して八幡社へ行き、何気なく右の…
保護中: 伊夜彦神社/中原若宮神社:八雲ニ散ル花 番外
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物部神社『鎮魂祭』:八雲ニ散ル花 番外
モモちゃんへ。 おはようございます。 &…
御池:常世ニ降ル花 天之高原篇 19
あの巨石群は何だったのだろうか? と、興奮も冷めやらぬまま、目的地の「御池」を目指します。 すると程なくして、また異様な光景が。 な、何だここは・・・ 墓?墓なのか?? これをみた瞬間、僕は出雲の王墓をイメージしましたが…
白鳥山:常世ニ降ル花 天之高原篇 18
2025年8月晴れ 僕はようやく白鳥山・御池を目指すことにしました。 椎葉村の中心地である上椎葉の椎葉厳島神社から、向山神社までは、キワどい道を車で延々と走って約1時間かかります。 白鳥山の登山口までだと、約1時間半。 …