紀州漆器の里「黒江」(くろえ)。 その奥に「中言神社」(なかごとじんじゃ)が鎮座しています。 祭神は、「名草彦命」と「名草姫命」、それに「八王子命」。 元々は、この小高い丘の上に、嵯峨天皇の弘仁3年(813年)に紀伊国司…
カテゴリー: 和歌山
名草神社:常世ニ降ル花 土雲歌譚篇 番外
和歌山市冬野宮垣内にある「名草神社」(なぐさじんじゃ)を訪ねました。 名草神社は狭い住宅街の奥にあり、訪ねるのに一苦労しました。 和歌山の名草戸畔巡りは、なかなか気合を入れて臨まれた方がよろしいかと。 祭神は「名草比古之…
名草戸畔三社/宇賀部神社・杉尾神社・千草神社:常世ニ降ル花 土雲歌譚篇 番外
和歌山県海南市小野田にある「宇賀部神社」(うかべじんじゃ)に、ようやく来ることができました。 神社の古記録は、戦乱の世に兵火によって焼失しており、確たる典拠がないそうですが、一説に、初代天皇東征当時、紀北を支配していた豪…
藤白神社:八雲ニ散ル花 番外
658年11月3日、有間皇子が斉明女帝に陰謀を企てたとして、物部シビが人夫を率いて有間皇子を捕らえた。 そこに、叔父である中大兄が出てきて「白浜温泉に行こう。わたしが先で待っている」と告げた。 和歌浦を過ぎ、藤代の松林に…
紀州東照宮:白姫 29
「和歌の浦はな、昔は稚日女(わかひるめ)の神様の名前で、若浦(わかうら)って言っていたんだよ。それがこの玉津島がな、和歌の歌枕として有名になったんで、和歌の浦って呼ばれるようになったんだ」 「久助、詳しいな」 「へへ、お…
和歌山城:白姫 道草
僕は今、階段を登っています。 僕の旅は、いつも階段を登っています。 暑い。。 ヤッホ~見えてきたよー。 「和歌山城」(わかやまじょう)にやって来ました。 フランス人である父譲りの金髪が印象的な、日都ヶ島に住む17歳の少女…
和歌浦:語家~katariga~ 11
「若の浦に 潮満ちくれば 潟をなみ 葦辺をさして 鶴鳴きわたる」 万葉歌人「山部赤人」らを魅了した、和歌浦を訪ね歩きました。 「和歌浦」(わかのうら)とは、和歌山県北部、和歌山市の南西部に位置する景勝地の総称です。 そこ…
鳴神社:八雲ニ散ル花 忌部番外篇 07
和歌山の鳴神にあるという忌部ゆかりの神社は、住宅街の中にぽつりと鎮座していました。 「鳴神社」(なるじんじゃ)です。 『紀伊続風土記』によれば、天正13年(1585年)の豊臣秀吉による紀州攻めや神仏習合等により衰微してい…
海神社:常世ニ降ル花 龍宮ノ末裔篇 02
山なのに海神社。 長らくお待たせしてしまいましたが、asamoyosiさんの宿題に、僕なりの回答をお伝えする時が来ました。 京奈和自動車道・紀の川ICの西(農免道路沿い)に鎮座する「海神社」(かいじんじゃ/うながみのやし…