「馬見原ハ シャレタ町ナリ」 明治35年(1902年)に当時17歳の歌人”牧山牧水”が延岡から熊本までの旅の道中、馬見原の若松屋に泊まり、日記にそう記しました。 「馬見原」(まみはら)は熊本県の北部、阿蘇郡にかつてあった…
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一関八坂神社:常世ニ降ル花 神門如月篇 20
『辛亥年七月中記乎獲居臣上祖名意富比垝其児多加利足尼其児名弖已加利獲居其児名多加披次獲居其児名多沙鬼獲居其児名半弖比』 『其児名加差披余其児名乎獲居臣世々為杖刀人首奉事来至今獲加多支鹵大王寺在斯鬼宮時吾左治天下令作此百練…
高森阿蘇神社:常世ニ降ル花 神門如月篇 19
阿蘇山のギザギザ顔の山は「根子岳」(ねこだけ)。 「根」は異国人を表し、「子」は貴人を表すのだと。 そして顔とおっぱいの間を繋ぐ尾根を「日ノ尾峠」と言います。 「尾」は王を意味し、つまり「日の王」であると。 「古墳に登っ…
赤水神社(吉松宮):常世ニ降ル花 神門如月篇 18
熊本県阿蘇市赤水の国道57号線沿いに、「赤水神社」(あかみずじんじゃ)が鎮座していました。 阿蘇の赤水神社で検索すると、生きた白蛇さまがいらっしゃる「赤水蛇石神社」ばかりがヒットします。 僕も随分前に行きまして、ここはこ…
乙姫神社:常世ニ降ル花 神門如月篇 17
大地に横たわる大地母神「阿蘇」。 熊本県阿蘇市の西寄りに、「乙姫」と呼ばれる一角があります。 乙姫地区の山寄りの場所に、子授かり・安産・安全祈願にご利益があるという「乙姫子安河原観音」(おとひめこやすかわらかんのん)があ…
草部吉見神社(漆間氏考):常世ニ降ル花 神門如月篇 16
南側から望む、阿蘇五岳。 根子岳をこれほど間近で、マジマジ見たことはなかったかもしれません。 顔に見えますね。 オッパイ岳はなだらかなカーブを描いています。 古来より、阿蘇五岳の涅槃像は、男神か女神かの論争が絶えませんで…
国造神社(多氏王朝説考):常世ニ降ル花 神門如月篇 15
阿蘇は凄い。 この外輪山を見る度に、思います。 壮大な地形は、古代から、畏怖と崇敬の対象であったことは明らか。 外輪山の内側が本来の阿蘇山の火口であり、やがて火口にできた平地に、人々が国を作りました。 2025年の成人の…
千田聖母八幡宮:常世ニ降ル花 土雲歌譚篇 20
景行帝が肥後国山鹿に陣を敷いた時、南の方の茂賀の浦に、八つの光が夜となく昼となく見えたので、大臣を遣わして確かめさせた。 「寒・言・神・尊・利・根・陀・見」と八つの言葉を発するそれは、躰一つにして八頭を持つ大亀であった。…