
日本最高峰の山「富士山」。
その末広がりの美しい姿は、まさに日本一の絶景と言えます。
男なら、一度は日本の頂点に立ってみたいもの。
なので富士山登頂を目指してきました。

2010年9月13日AM9:00
富士山吉田口5合目の広場に到着しました。

土産屋などが並び、賑やかです。

5合目には「小御嶽神社」(こみたけじんじゃ)があります。
御祭神は大山祇(おおやまづみ)の長女「磐長姫」(いわながひめ)です。
山頂には二女「木花咲耶姫」(このはなさくやひめ)が祀られています。

すでにこの場所でこの俯瞰風景。

山頂は雲がかかって見えません。

12:00頃、登山開始です。

6合目までは比較的緩やかな傾斜で順調に進みます。

途中山小屋で休憩。
5合目で購入した金剛杖に焼印を押してもらいます。

この先から結構険しい登山を覚悟しなければなりません。

基本的に溶岩の砂利道ですが、時折岩場も現れます。

草木はほとんど生えてない殺風景な風景。

このまま転がり落ちてしまいそうな気がしてきます。

PM5:00頃、8合目に到達。

ここで夕食と仮眠をとります。

夕食はカレー。

穏やかに日が暮れ始めます。

深夜2時頃、登山再開です。
末広がりということは、山頂に行くにつれ傾斜が厳しいということ。
残りの2合はまさに地獄でした。

AM5:00、登頂。

日本の夜明けが始まります。

明るくなるにつれはっきりとしてきた雲の輪郭。

大いなる太陽が姿を現します。

見事な御来光。

富士山山頂というのは、いつも晴れているわけではなく、むしろ雲がかかっていることが多いそうです。
初の登頂で御来光を拝めたのはラッキー。

それは岩戸から姿を現す「天照大神」そのもの。

日出づる世界を実感します。

ひとしきり感動したら、火口にそって富士山を一周してみます。
いわゆる「お鉢巡り」です。

しばし天空の散歩を楽しみましょう。

と言いたいところですが、標高3,776mの世界は酸素が薄く、すぐに疲れが出てきます。

富士山の中でもさらに最高地点の「剣ヶ峰」を目指しますが、あとちょっとがなかなか辿り着けません。

僕の影が赤い岩肌に映ります。

富士山の火口がぽっかり。

ぐるり半周するとそこには見事な富士山の影が映し出されていました。
富士山を登っていると、当然ですが、その全景を見ることはできません。
この影で、美しい富士形の姿を見ることができました。

匂い立つ花は無くとも、そこには光輝く一輪の花が咲いています。

「木花咲耶姫」鎮まるこの世界を見るには、やはり自力で登るほかはないと思われました。


ちょっと補足で、富士山土産をご紹介します。
名物「富士山めろんぱん」。
苦労して買て持って帰ってきましたが、味は普通のめろんぱん。

それと金剛杖。
シーズンギリギリで山小屋も半分くらい閉まっていたので、焼印も中途半端ですが、

それも含めて、良い記念になりました。


小御嶽神社御朱印