
僕はかつて、熊本市内に1年ほど住んでいました。
当時、子供達は小学校と幼稚園に通っていた頃で、とても思い出深い所です。


【熊本城】
何度か訪れた加藤清正の名城「熊本城」はとても雄壮でした。

熊本大地震でも、清正が手掛けた部分だけは崩壊せずに残ったという話には、ただただ感嘆するばかりです。

しばらく、その姿を見ることができないのが、とても残念。

少しでも早く復興しますようにと願うばかりです。



【霊巌洞】
熊本の西側、金峰山麓に「霊巌洞」(れいがんどう)という洞窟があります。

晩年の「宮本武蔵」が篭った洞窟と伝わります。

ここで武蔵は兵法書「五輪書」を書き上げました。

その洞窟は、今も厳かに口を開いています。

晩年の武蔵は、恋人の「お通」と別れ、独りここに籠もったと云います。

武蔵は孤独の身で、何を見つめていたのでしょうか。



【日本一の石段】
下益城郡には「日本一の石段」と呼ばれる場所があります。

山をひとつ、石段で登り切る感じです。

登っても登っても、永遠とも思える階段が続きます。

その数、3333段。

登りきって、さらにそこから1km先にお寺があります。

登りきるとすごい達成感がありますが、がくついた膝に下りの事を思うと、ここまで登ってきたことをちょっぴり後悔してしまいました。



【福の神大黒天】
阿蘇に宝くじが当たる大黒様がいらっしゃるというので行って見ました。

素朴な祠の中にいらっしゃいます。
平成7年に彼岸花の球根を植えようと穴を掘ったら、出てきたそうです。
鑑定では約350年くらいまえの江戸時代の大黒天様だといいます。
江戸時代には紙幣は存在しないので、手に持っているのは「富くじ」 となるそうです。

この顔を見てたら、宝くじに当たらなくとも、幸せな気分になります。


【蛇石神社】
阿蘇には金運あらたかな「白蛇」を祀った神社が二つあります。

有名なのは「阿蘇白水龍神権現」または「阿蘇白蛇神社」と言われているところです。

白と金色の蛇がいて、とても縁起良さそうです。

御神職にお願いすると、手に持たせてもらうこともできるそうです。

しかし僕が気に入っているのは、阿蘇神社方面にある赤水の「蛇石神社」です。

こちらは簡素な佇まいで無人です。

社の外脇に「白蛇」がいました。

その先に磐座があります。

ここにも蛇が棲みついているといいます。

この奥にも蛇神様がいらっしゃるのでしょうか。



熊本は動物もたくさんいます。
天草は天然のイルカに逢えます。

その群れの数にびっくりしました。

なかなか顔を見せてくれないのが残念。

阿蘇草千里といえば、馬です。

僕も小さい時、よくここで馬に乗せてもらったのを覚えています。



【免の石】
落ちそうで落ちない石、「免の石」は、この度の地震で落ちてしまったそうです。
ここ、行きたかったのですが、なんか管理している人たちが感じ悪そうで躊躇してました。
登山口近くの展望所に行った時、見たのは、排他的に巡らされた鉄条網と、不審者を疑うように周回する地元車。
しかしもう、免の石がなくなったのは本当に残念です。

霊巌寺御朱印