晴明神社

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京都の「晴明神社」は安倍晴明が屋敷を構えていた一条戻り橋の袂に鎮座します。

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陰陽道を確立した安倍晴明はあまりに有名です。
晴明神社の象徴ともいうべき、「五芒星」は陰陽、五行、そして星信仰を併せて作り出されたと云います。
魔除けの呪符としても効力があり、陰陽五行の「相克」(そうこく)を示しています。

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晴明の五芒星を「セーマン」、縦線四本、横線五本をあわせたマークを蘆屋道満にちなんで「ドーマン」と呼びます。

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境内の外に現在の「戻橋」があります。
今でもお嫁さんなどは出戻りにならないようにと縁をかつぎ、渡らないそうです。
晴明は道満に呪詛で殺された父「保名」を「泰山府君」という禁術で蘇らせたのがこの「一條戻橋」と云います。
またこの橋の下に、晴明は式神を飼っていたとも伝わります。

本当の戻り橋は架け替えが行われましたが、架け替えをする前に使っていた欄干の親柱を、晴明神社の境内に遷したものが境内にあります。

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晴明神社一番のパワスポと云われる「晴明井」です。
晴明が念力で湧出させたと云われる井戸です。

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湧き水は闘病平癒の水として御利益があります。
水の湧き出し口は、毎年恵方を向いていているそうです。
この写真を壁紙にすると運気がアップすると聞いたことがあります。

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晴明は「せいめい」と一般的には呼ばれます。
しかし本来の読み方はわかっておらず、「はるあき」や「はるあきら」と呼ぶ人もいます。

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厄除けの桃の像です。
桃は厄を祓うと、日本書紀や古事記に残されています。

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数々の伝説を残した安倍晴明。

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一時期、僕も夢中で本を読みあさりました。
今もこの名を聞くと、ワクワクしてきます。

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4件のコメント 追加

  1. 不明 のアバター narisawa110 より:

    確か前にも書きましたっけ
    長野県は晴明とのゆかりのある地域なんです。
    木曽福島には晴明神社
    木曽の上松町には若宮神社で、母親の葛の葉神事
    木曽開田の清博士地籍には横から見ると狐に見える晴明の像があります
    また、旧辰野町の病院の西側に上がったところにお墓がありますがその奥に行くと、鳥居だけの神域があって晴明神社の石塔が立っています
    桓武記には伊勢神宮のお抱え大工を晴明の子孫を名乗る氏族が桓武天皇の関係で諏訪に来ています
    その際に現在の形の御柱の形式になったのではという説があります
    その子孫の人も後継者がなく、今では諏訪界隈の案内人をやられています

    その人の話だと下社は安曇氏が持ち込んだとあり、YouTubeでも触りだけ公開されています

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    1. 五条 桐彦 のアバター CHIRICO より:

      晴明の伝承は各地にありますが、長野は濃そうですね。
      まだ記事にしていないネタで、岡山の晴明塚・道満塚があります。ここでは両者が呪術対決をし、共倒れになったということです。

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      1. 暖々空間 のアバター 暖々空間 より:

        以前に佐用都比賣神社についてコメントさせていただいた者です。本日たまたまこちらの記事を読ませていただきました。岡山県の浅口程ディープではありませんが、兵庫県佐用郡佐用町の江川地区(玉落)にも、清明塚、道満塚がございます。https://reki4.com/00058.html  
        木曽しかり、浅口しかり、晴明ゆかりの地は、やはり天文施設がありますね。ちなみに佐用の天文台がある山は大撫(おおなで)山といい、大蛇が撫でるように、などの伝説があります。また播磨風土記では鹿庭山と表されています。(玉津日女と鹿、鹿といえば諏訪???)
        岡山まで行かれることがありましたら、ぜひもう少し足を延ばしててくださいませ。
        各地に残る2人の伝承と、古代の歴史がつながるようにわかる日が来ることを願っています。

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        1. 五条 桐彦 のアバター CHIRICO より:

          暖々空間様、コメントありがとうございます♪
          実は佐用町の清明塚・道満塚は訪問させていただきました。記事にしようとは思っているのですが、なかなか時間にゆとりがなく、同じように眠っているネタが50ほどあります。
          大撫山・鹿庭山、なるほど興味深いですね!今の執筆がひと段落したら、ゆっくり考察したいところです。

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