初恋の風が吹く尾道の路地坂は、美女と猫がよく似合う。
帰りの新幹線まで時間があったので、尾道を散策してきました。
その場所は「猫の細道」。
猫の細道は天寧寺三重塔から艮神社にかけて続く、約200mほどの細い路地。
ノスタルジックな時間漂う場所です。
猫の細道を歩いていると、「福石猫」という丸い石があちこちに置かれています。
これは作家の「園山春二」さんが制作し、1998年より置きはじめたのだそうで、それでこの裏路地が猫の細道と呼ばれるようになったということです。
三重塔から降ったところに、
「福石猫神社」がありました。
狭い境内には
福石猫さまがたっくさん。
境内中央に謎のオブジェ。
こいつをぐるっと回して、
絵柄にあったおみくじを引くというシステム。
中吉でした。
神社を後にして猫の細道を歩きます。
見上げると妖しげな館が。
ところで猫の細道というけれど、
一体猫はどこにやら。
猫の細道には、空き家を再生した隠れ家的なお店や美術館などがちらほらありますが、この日ほとんどが閉まっている状態。
まあそれはそれで、風情を楽しむことにします。
尾道イーハトーブ、芸術家たちの理想郷。
おっ、ようやく生猫発見!
なかなかのイケネコです。
イケネコの睨む先には、
美人ちゃん。
こいつはイケるぜ(キリっ)
だがしかし、ちょっとまった~ぁ!!
あらあら、
あらあらあらあら。
まあ人生・猫生、そんなこともあるさ。
猫の細道は「艮神社」に続いているのですが、
本殿や
磐座が良いアングルで見れる良スポットでした。
「ユトレヒト」さんは評判の良い猫カフェです。
猫成分が足りない時は、ここでチャージ。
さて、まだ時間はたっぷりあるので引き返してみます。
天寧寺三重塔のところまで戻ってくると、お姉さんの前でポーズを決める黒猫ちゃんに会いました。
するとなんと、黒猫ちゃんが話しかけてきます。
「ん?なんぢゃおぬし、見かけん顔ぢゃな」
シュタッ
「まあよい」
「こっちぢゃ」
「参られよ」
「早うこっちぢゃ」
ええ~っ、、
ジブリか!
黒猫ちゃんに誘われた場所は尾道イーハトーブの中核とも言える古民家カフェ「梟の館」さんでした。
「ここぢゃ」
ああ~、さっきの妖しげな館ね。
雰囲気の良いノスタルジックな店内に入り、「アールグレイレモンソーダ」と「ネコニャンタン」を注文。
ネコニャンタンってなんぞ、と思っていたらこれね。
ああ、とっても落ち着くひととき。と、その時、再びあの声が!
「抱っこするのぢゃ」
シュタッ
「ふむふむ」
「くるしゅうない、なでなでをゆるすぞえ」
「お、おぬし、なかなかのテクニシャンぞな」
「ニャふん」
ねえ、猫ってしゃべるって、知ってた?