
岐阜県高山市に鎮座の「日枝神社」(ひえじんじゃ)に立ち寄って来ました。

別名を「飛騨山王宮 日枝神社」(ひださんのうぐう ひえじんじゃ)といい、春の例祭(山王祭)は、秋の櫻山八幡宮の例祭とともに高山祭として知られる神社です。

ヒイヒイ言いながら階段を登ると、

赤い鳥居がお出迎えしてくれます。

これが『君の名は。』の聖地として知られるようです。

まあ、言うても赤い鳥居ってどこにでもあるさかい。

賽銭箱、おもろ。

さらに階段を登ると、

拝殿がありました。お寺みたい。
祭神は「大山咋神」(おおやまくいのかみ)。

創建は永治元年(1141年)に近江国日吉神社を勧請したものです。

言い伝えによれば、平時輔が狩りを行なっていたところ、一匹の老狼を見つけ矢を放ったところ、獲物は見当たらず矢は大杉に深くつき立っていたといいます。
平時輔は「大山咋神が、お使いである老狼を救われたものであろう」と神の力を感じ、鎮護神として近江国より日吉大神を勧請し、日枝神社としたということです。

拝殿向かって右側の大杉が、その時の大杉みたいですね。

境内の奥に鎮座するのは「富士社」。

木花之佐久夜毘売命を祀る「富士神社」、大物主命・崇徳天皇を祀る「金刀比羅神社」、八重事代主神を祀る「恵比須神社」の三位一体合体神社です。かっこよ。

修復したてなのでしょうね、とても雅です。

ところでふと思ったのですが、日枝とは稗田ではないのでしょうかね。違うかな。



同じく高山市鎮座の「櫻山八幡宮」(さくらやまはちまんぐう)にも立ち寄りました。

秋の例祭である高山祭が有名で、春の日枝神社の高山祭とともに国の重要無形民俗文化財に指定されています。

創建は仁徳天皇65年、飛騨国に二つの顔を持つ宿儺という賊が現れ、それを討伐するために派遣された和珥氏の祖・難波根子武振熊命が戦勝祈願のために先代の応神天皇を祀ったのに始まると伝えられています。

祭神は八幡大神(応神天皇)で、相殿に熱田大神として日本武尊・香椎大神として仲哀天皇・神功皇后を祀るとのこと。

ちょっと、色々ツッコミどころがありますが、

今回こちらを訪ねた目的は、境内奥の階段を登った先、

秋葉神社の隣にある

「狂人石」と呼ばれるもの。

「この神域や境内を汚す行為をした者がこの石に触れるとたちまち発狂してしまうという古来よりの言い伝えがある」ということです。

最近日本の神社やお寺で無礼を働く人が多いですよね。
発狂しろ、とまでは言いませんが、相応の罰を受けてくださいね。あの世の獄門で。

秋葉神社はカグツチ神が祀られるのが常ですが、ここでは「火結神」(ほむすびのかみ)として祀られていました。
カグツチを産んだことで、母神イザナミは常世へと旅立つわけですが、彼女の遺体・排泄物からは、さまざまな作物・山の神々が生まれています。
これは山林原野を焼いて畑を作る焼畑農耕を表しているのかも知れないですね。

火もまた、我々の魂の緒を結ぶ、大切な精霊なのです。
使い方を、間違わぬように。



narisawa110
東山道の件ですが、正しくは飛騨の国府から東山道への接続の枝道を地元の方では東山道と呼んでいる様ですね。めっちゃ焦りました。自分のヤマレコに東山道古道を紹介して居ましたのでw
飛騨も四国と同じで国府の人が入れ替わるたびに氏神様が増えて行ったのではないかと思います。
八幡社にも行かれましたか。私はその近くの惣社だか六所神社にも行きました。
時間が合えば飛騨高山ラーメン食べれましたですかね?蕎麦屋と同じで昼間しかやってない店が多いので時間帯によっては全く食べれずに撤退もあり得るラーメンなんです。
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飛騨高山ラーメン、以前一度食べたのですが、今回は氷見うどんを食べたかったのでスルーしました😋
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narisawa110
確か岐阜の古川、白山神社があの辺りの狼の貸し出しの神社だったかと思います。
岐阜の場合は中山神社系の狼かと思うので秩父とは違う気がして居ますが、岐阜ではイノシシ避けに狼様をあてにし、稲作が得意そうな白山も布教に関わったのかなと夢想します。
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