
愛知県知多郡南知多町に鎮座の「荒熊神社」(あらくまじんじゃ)を訪ねました。

あそこまで登るのかー。

荒熊神社は国道247号線沿いにあり、 伊勢湾に広がる 紀伊半島、 神島、 渥美半島を見下ろすように小高い山の上に鎮座します。

由緒によれば、かつて修験者がこの地で千本の護摩を焚き、 この地を清めた後、 宮柱を建て、荒熊大神を鎮め、 荒熊神社としたとのこと。

地元では縁結びで有名のようです。

きついな、こりゃ。

所狭しと置かれた手水の奥には、

龍神様。「白」という文字に、ピクリと反応します。

当地に坐します荒熊大神は、伏見稲荷大社の奥の宮にある熊鷹池に鎮座する熊鷹大神の霊場において修行を積み、十万巻以上の心経の功徳によって、大いなる神力を会得した神であるとのこと。

この神は、猿田彦大神の長男ということになっているようです。

本殿に祀られるのは「荒熊大神」(あらくまおおかみ)「 熊鷹大神」(くまたかおおかみ)「長者合槌命」(ちょうじゃあいづちのみこと)の三柱。

境内に絶景とあるので行ってみると、

おお、確かに絶景。映えますな。

この鳥居が遥拝するのは、どうやら神島のようです。

神島、どんな島なんだろう。

この荒熊神社ですが、最近宮司さんが代替わりをされたようです。息子さんがお継ぎになったのかな。

しかし先代宮司が90歳越えのお方ですが、神降しで有名な方のようです。

今年2024年の月刊誌『ムー』の3月号に特集が組まれ、”知多半島に鎮座する荒熊神社の祭神・猿田彦が動きはじめた!!神伝文字の謎と神人「島田正覚」”というタイトルが付けられています。

この先代宮司は神降しによって、神伝文字を受け取り、さまざまな札を書かれるのだそうです。それがすごいのだということで。

ところが僕の興味はそこではなく、やはり荒熊大神のことでして、意外と身近にこの神の名を聞くもので興味があって足を運びました。

博多の住吉神社には、白髭稲荷とともに荒熊稲荷が祀られており、

あの大根地神社の禊の滝のそばにも、荒熊稲荷がありました。
その本社とも思える知多半島の荒熊神社を参拝しましたが、荒熊神とは稲荷神で間違いなさそうですね。

この伊勢湾を渡った先には、伊勢神宮の重要な聖地として、朝熊神社が鎮座しています。

荒熊とは朝熊で、さらには浅山なのではないかと、思った次第でした。



いつも楽しく拝見させていただいてます。
知多半島は海部・尾張氏と物部系の混在する地域です。武豊町は同町に鎮座する武雄神社と豊石神社が由来ですが、豊石神社の主祭神は熱田大神で熱田神宮の分霊か勧請と考えられますが、熱田大神のほか姫大御神が祀られており、社名から物部・宇佐氏の痕跡があります。あと武豊町には竜宮伝説もあります。
北上するとミツカン酢で有名な半田市北部亀崎町に神前神社があり神武上陸伝説があります。神武ではないでしょうけど、物部氏の軌跡があります。
愛知県各地の豊の地名は物部・宇佐の痕跡です。豊橋では甕棺埋葬も発掘されてます。
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コメント、ありがとうございます♪
そう、愛知は豊だらけですね。ただ僕は、物部ではなく、越智・宇佐ではないかと踏んでいます。まあ、物部神社もありますので、物部もいたでしょうが。
豊石神社、気になりますね。
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🐥荒熊(アラクマ)…なんか男の荒々しさを表現したような響きですな🐣鮭とか咥えてそう…
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確かに、木彫りを連想させる響きですな🐻
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